オープンキャンパスは体験型!

大工になるには就職と専門学校どっち?資格や費用も解説!

大工になるには就職と専門学校どっち?資格や費用も解説!

◆結論
大工になるために、必ず専門学校へ進学する必要はありません。工務店などに就職し、現場で経験を積みながら技術を身につける方法もあります。一方、専門学校なら基礎技術を体系的に学び、資格取得や実習、就職準備まで計画的に進めやすいのが特徴です。自分の性格や経済面、目指す大工像に合わせて選ぶことが大切です。

◆この記事でわかること
・大工になるための主なルート
・就職と専門学校、それぞれのメリット・デメリット
・大工に資格は必要なのか
・学校に通う場合に考えたい費用
・自分に合った進路の選び方

自分に合った大工のなり方を考える

「大工になりたいけれど、高校を卒業したらすぐ就職した方がいい?」「専門学校に行ってから大工を目指す意味はある?」

大工を目指している人の中には、そんな疑問を持っている人も多いのではないでしょうか。

結論から言えば、大工になるために専門学校へ進学することは必須ではありません。工務店などに就職して現場で経験を積む方法もあります。一方で、学校に通うことで、道具の使い方や木材加工などの基礎を体系的に学び、資格取得や就職まで計画的に準備できるというメリットがあります。

この記事では、就職と専門学校のどちらが正解なのかを決めつけず、それぞれの特徴を比較しながら、自分に合った大工への進み方を考えていきます。

大工になるには?まず知っておきたい基本

大工は、木造住宅などの建築現場で、木材の加工や組み立て、床・壁・天井などの施工を担う職人です。図面を読み、必要な寸法を確認し、木材を加工して建物を形にしていきます。

大工になるために、特定の学歴や資格が法律上必須というわけではありません。厚生労働省の職業情報提供サイト「job tag」でも、工務店への就職や親方への弟子入り、職業訓練を受けてから就職する方法など、複数のルートが紹介されています。

つまり、大工への道は一つではありません。

高校卒業後にすぐ現場へ入る方法もあれば、専門学校などで基礎を学んでから就職する方法もあります。重要なのは「どちらが正解か」ではなく、自分がどのように技術を身につけたいかです。

大工になる主な2つのルート

① 就職して現場で学ぶ

最も分かりやすい方法の一つが、工務店や建設会社などに就職し、働きながら大工の技術を覚えていくルートです。

現場に入れば、材料の運搬や片付け、道具の準備などから始まり、仕事を覚えるにつれて加工や施工など、より専門的な作業を任されるようになります。

大きなメリットは、収入を得ながら実際の仕事を経験できることです。学校に通う期間を設けず、早く現場経験を積みたい人には向いています。

一方で、現場では「今日必要な作業」を優先して覚えることになります。基本的な道具の使い方や建築の知識を、順序立てて学べるとは限りません。

そのため、就職先の教育体制や、先輩・親方からどのように指導してもらえるのかを確認することが非常に重要です。

② 専門学校で基礎から学んで就職する

もう一つの方法が、専門学校などで大工の基礎を学んでから就職するルートです。

学校では、道具の使い方や木材加工、図面の読み方などを、初心者の段階から順番に学べます。実習を繰り返すことで、就職前に「木を加工する」「組み立てる」といった作業を経験できるのも特徴です。

また、同じ大工を目指す学生と一緒に学べるため、分からないことを確認したり、技術を比較したりしながら成長できる環境もあります。

一方で、学校に通うには学費が必要で、卒業まで働いて収入を得ない期間が生まれる場合もあります。そのため、費用面まで含めて考える必要があります。

就職と専門学校、どちらが大工への近道?

「早く大工になりたいなら就職した方がいい」と考える人もいるかもしれません。しかし、単純に「就職=近道」とは言い切れません。

大工の仕事では、現場に入ってから覚えることが非常に多くあります。だからこそ、就職前に基本的な工具の扱いや木材加工を経験しておけば、現場に入ったときに理解しやすくなる場合があります。

反対に、現場でしか身につきにくい感覚もあります。実際の建物は一つひとつ条件が異なり、天候や他の職種との調整など、学校だけでは経験しにくいこともあるからです。

大工に資格は必要?取得するメリットとは

大工になるために、資格が絶対に必要というわけではありません。しかし、技術を客観的に証明する手段として、資格・検定を取得する意味はあります。

建築大工技能士は技能を証明する国家検定

代表的なのが「建築大工技能士」です。技能検定は、仕事で必要となる技能の習得レベルを評価する国家検定制度で、合格すると「技能士」と名乗ることができます。建築大工も技能検定の対象職種です。

大工の仕事では「何年働いたか」だけでなく、「どの程度の技能を身につけているか」も重要になります。そのため、技能検定への挑戦は、自分の技術を確認する機会にもなります。

資格に挑戦する方法としては、独学で試験対策を行ったり、専門学校での学びの中で資格取得を目指すなど、さまざまな選択肢があります。職人になるための必須資格ではありませんが、技能を証明する資格として位置づけられています。

将来のキャリアによっては建築士も選択肢

大工として経験を積んだ先には、職人として技術を極めるだけでなく、棟梁や工務店の経営、設計・施工に関わる仕事など、さまざまな方向があります。

特に将来、設計や工事管理まで含めて仕事の幅を広げたい場合は、二級建築士や木造建築士などの資格が選択肢になります。厚生労働省も、大規模な木造住宅の設計・工事管理には二級建築士や木造建築士の資格が必要で、親方にもこれらの資格を持つ人が多いとしています。

「大工になる=資格を取らなければならない」ではありません。しかし、将来どこまで仕事の幅を広げたいかによって、資格の価値は変わってきます。

専門学校に通う費用は高い?考えるべきポイント

専門学校を選ぶとき、多くの人が気になるのが学費です。

確かに、就職すれば働きながら収入を得られるため、短期的な金銭面だけを考えると就職の方が負担は小さく見えます。専門学校では授業料のほか、教材費や実習費などが必要になる場合もあります。

ただし、費用だけで判断するのもおすすめできません。

学校では、授業料と引き換えに、工具・設備を使った実習、基礎からの技術指導、資格取得のサポート、就職支援などをまとめて受けられます。

大切なのは、「学費がいくらか」だけではなく、「その費用で何を学べるのか」を見ることです。

例えば学校を比較するときは、実習時間、実習設備、資格取得支援、現場実習やインターンシップ、卒業後の就職先などまで確認しておくと、自分に合った学校を判断しやすくなります。

就職と専門学校、どちらが向いている?

ここまでの内容を整理すると、どちらが優れているというより、向いている人が違います。

すぐに現場へ出たい人は「就職」が向いている

「できるだけ早く働きたい」「実際の現場で覚えたい」「身近に指導してくれる親方や会社がある」という人なら、就職からスタートする方法が合っているかもしれません。

ただし、求人票だけで判断せず、未経験者への教育体制や資格取得支援、どのような仕事から任されるのかを確認しましょう。

基礎から順番に学びたい人は「専門学校」が向いている

一方、「工具を触ったことがない」「いきなり現場に出るのが不安」「大工の技術を基礎からしっかり学びたい」という人には、専門学校が選択肢になります。

特に高校生の場合は、大工として働いた経験がないのが普通です。だからこそ、就職前に学校で失敗しながら練習できることには意味があります。

大工になるための進路選びで失敗しないために

最後に、進路を決める前に一度考えておきたいことがあります。

それは、「大工になりたい」という気持ちだけでなく、「どんな大工になりたいのか」まで考えてみることです。

住宅を建てる大工になりたいのか、古民家や寺社など伝統的な建築に関わりたいのか。将来は棟梁を目指したいのか、建築士の資格も取得して設計までできるようになりたいのか。

目指す方向によって、必要な経験や資格、学び方は変わってきます。

まだ具体的なイメージがない人ほど、専門学校のオープンキャンパスなどで実際に木材や道具に触れてみるのも一つの方法です。「自分は本当に大工の仕事が好きなのか」を確認してから進路を決められるからです。

よくある質問(FAQ)

大工になるには資格が必要ですか?

大工として働き始めるために、必ず取得しなければならない資格があるわけではありません。ただし、建築大工技能士などの技能検定は、自分の技術を客観的に示す材料になります。将来のキャリアによっては、建築士などの資格取得を考えることもできます。

高校卒業後、すぐに大工として就職できますか?

可能です。大工は学歴や資格が必須の職業ではなく、工務店などに就職して現場で経験を積む方法があります。未経験者をどのように育成している会社なのかを確認してから就職先を選ぶことが重要です。

大工の専門学校に行くメリットは何ですか?

道具の使い方や木材加工、図面の読み方などを基礎から体系的に学べることが大きなメリットです。また、資格取得や就職のサポートを受けながら、現場に出る前に実習経験を積める点も特徴です。

大工になるなら専門学校と就職、どちらがお金がかかりますか?

一般的に、専門学校では学費や教材費などが必要になるため、在学中の費用負担があります。一方、就職すれば給与を得ながら経験を積めます。ただし、専門学校では実習設備や資格取得支援なども含めて学ぶため、単純に金額だけで比較するのではなく、何を得られるかまで考えることが大切です。

大工に向いているのはどんな人ですか?

ものづくりが好きな人、細かい作業を丁寧に続けられる人、分からないことを学び続けられる人は大工の仕事と相性がよいでしょう。また、建築現場では周囲と協力して作業するため、技術だけでなくコミュニケーションも重要です。

大工技術が学べる日本工科大学校についてもっと知りたい方へ

日本工科大学校には、建設・自動車・AI・ITなど、将来の仕事につながる専門分野を実践的に学べる学科・コースがあります。少しでも興味を持った方は、ぜひ各学科のページや学校案内をご覧ください。

学科・コースをチェックする

それぞれの学科で学べる内容や取得を目指せる資格、将来の仕事などをご紹介しています。

学科・コース一覧を見る

学校案内・資料を請求する

授業内容や資格、就職、学校生活など、日本工科大学校について詳しく知りたい方は資料請求をご利用ください。

資料請求はこちら

オープンキャンパスに参加する

「実際の授業を見てみたい」「学校の雰囲気を知りたい」という方は、オープンキャンパスへ!体験授業や校舎見学を通して、日本工科大学校の学びを実際に体験できます。

オープンキャンパスの詳細・お申し込みはこちら

企画・編集:日本工科大学校 広報チーム 本記事は、日本工科大学校が運営する情報発信コンテンツとして制作しています。 建設・建築・土木・造園・大工分野、自動車整備分野、AI・IT分野を中心に、学生・高校生・保護者の皆さまへ向けて、技術や業界動向、分野にまつわる身近な疑問について分かりやすく解説しています。 掲載内容は公開時点の情報に基づいており、技術の進展や制度変更などに応じて更新する場合があります。