2年制
広く設備の整った実習棟を舞台に、現役の棟梁から日本伝統の建築技術を直接学べるのが「建築職人マイスター専攻科」です。
のこぎりやのみ、かんなといった昔ながらの道具を用い、釘を使わず木を組み上げる日本建築の奥深い技術を体得します。
本学科では、現場の第一線で活躍する棟梁が指導にあたります。長年の経験で培われた手の感覚、木の癖を読む力、そして職人としての心構えを、日々の実習の中で肌で感じることができます。機械だけに頼らない“人の手の技”を身につけていきます。
専用の広い実習棟では、学生一人ひとりがものづくりに没頭できる環境が整っています。学びの集大成として、実習棟内に実際の2階建て木造建築を自分たちの手で建て上げます。墨付けから木材の加工、組み上げ、仕上げに至るまでをすべて自分たちの力で行います。
建築職人マイスター専攻科では地域とのつながりを大切にしています。姫路をはじめとする地元の工務店や大工と連携し、実際の現場でプロの職人から学ぶインターンシップを実施しています。さらに、地域木造建築の修繕や、築100年の古民家の改修といったプロジェクトも実施。古き良き建物を蘇らせる経験を通して、伝統を守りながら新たな命を吹き込む力を養います。
伝統の技に加え、現代の建築現場で求められる設計技術も学びます。CADによる建築設計を身につけ、図面を理解し自ら描ける大工としての力を育成。設計と施工の両方を理解することで、より精度の高い仕事ができる職人へと成長できます。また、在学中に建築大工技能士資格を取得し実力を証明。確かな指導によって、二級建築大工技能士の合格率は80%を誇り、将来のキャリアの幅を広げています。
本学科を卒業すると、建築士の受験資格を取得できます。その後、二級建築士専攻科や一級建築工学科に進むことで、在学中に建築士資格に挑戦することが可能です。建築士資格を持つ大工は、設計の意図を深く理解し、より高い精度で建築に携われる“設計もできる大工”として、建設業界で高く評価されています。
本学科に入学した1年生2名に、大工を目指したきっかけや入学後の学びについてインタビューしました。木を削る音や香り、仲間と協力して建物をつくり上げる喜びを語る姿からは、大工という仕事への誇りと情熱が感じられます。動画では、そんな学生たちのリアルな声をお届けします。
伝統的な木造建築と現代の設計・施工技術を学び、大工、左官、建築職人、設計士、施工管理技術者などを目指します。
【主な就職先】
清水建設株式会社 / 大鉄工業株式会社 / ノバック株式会社 / ハマダ株式会社 / 大林道路株式会社 / 日本道路株式会社 / 池下設計株式会社 / パナホーム兵庫株式会社 / 安藤・間株式会社 / ケイテック株式会社 / 住友林業エンジニアリング株式会社 / 旭化成ホームズ株式会社 / ナカザワホールディングス株式会社 / 太田工務店株式会社 / 有限会社井上晴登建設 / 毛利工務店 / 有限会社福本建具 / 岡田工務店株式会社 / 有限会社長谷川工務店 / ケイテック株式会社 / 香山建設株式会社 / 有限会社上内工務店 / フジテックエンジニアリング株式会社 / エディオン株式会社 / 柄谷工務店株式会社 / 西澤工務店株式会社 / 鷲尾建築設計事務所 / 長谷工リフォーム株式会社 / タカラスタンダード株式会社
【公務員】
兵庫県庁 / 兵庫県農業土木職 / 兵庫県水道事務所 / 神戸市役所 / 姫路市役所 / 加古川市役所 / 赤穂市役所 / たつの市役所 / 市川町役場 / 他
【主な大学編入実績】
青森大学 / 東京通信大学 / 東京農業大学 / 神戸芸術工科大学 / 大手前大学 / 神戸山手大学 / 島根大学 / 大分大学 / 兵庫県立大学 / 大阪産業大学 / 他
建築職人マイスター専攻科で取得を目指せる資格の一部をご紹介します。
専門学校日本工科大学校では、資格取得に向けた対策を丁寧にサポートします。
木材の性質、手工具の扱い、墨付け、加工、組み上げ、仕上げ、CAD設計まで、木造建築に必要な技能を実習中心に学びます。
鋸(のこぎり)・鑿(のみ)・鉋(かんな)を使った木材加工の基礎技術を、実習で体系的に習得します。鋸の正確な切断、鑿の細部加工、鉋の仕上げまで一連の工程を本格的に学び、木材加工の基礎力と道具の扱いを確実に身につけます。
建設現場での大工インターンシップを通じて、木造建築の実務を学びます。墨付け・刻み、構造の組み上げ、現場の段取りや安全管理など、職人の仕事を実際の現場で身につけます。
大工技能士の資格取得に向けて、筆記・実技の両面から対策を行います。木材加工の基礎知識、道具の正しい扱い方、課題作成のポイントなどを授業内で体系的に学び、確かな技能で資格合格をめざします。
建築用CADソフトの基本操作を学び、パソコンを使って平面図や立面図、詳細図などを作成します。図面を正確かつ効率的に仕上げる技術を身につけ、現代の建築現場で求められるデジタルスキルを養います。
線の引き方や縮尺、寸法、建築記号など、図面作成に必要な基礎知識を学びます。平面図や立面図、断面図の作成を通して、建物の構造や空間を理解し、設計意図を正確に伝える力を身につけます。
姫路城の木造建築を学ぶ特別授業では、城の構造や伝統工法を専門的に理解します。地域ならではの学びとして、木組みの仕組みや城郭建築の特徴を深く学び、木造建築への理解を高めます。
JR姫路駅南口の22番乗り場から神姫バスに乗車し、 兼田バス停下車、南へ徒歩約10分
山陽電鉄妻鹿駅下車、北へ徒歩約15分
加古川・神戸方面よりお越しの方は、
市川ランプを降り、交差点を右折でUターン。
姫路バイパス側道を東へ向かい市川を
渡ったすぐの交差点を南へ300m。
相生・岡山方面よりお越しの方は、 姫路南ランプで降り、姫路バイパス側道を東へ1km、 市川を渡ったすぐの交差点を南へ300m。
A 日本の伝統的木造建築の匠の技を学び、専門学校在学中に国家資格である建築大工技能士(2級・3級)の取得を目指すコースです。現役で活躍している大工の棟梁から直に技能指導を行うので、現場さながらの師弟関係の中、仕事で必要な技能と知識が身に付きます。
A 建築職人マイスター専攻科では、二級建築士はもちろん、一級建築士の受験資格も取得できます。資格の一例として、国家資格の木造建築士や建築大工技能士(2級・3級)、建築施工管理技士、土木施工管理技士、造園施工管理技士など、2年間の中で10種類以上の資格取得を目指せます。
A 大学で建築を学んだ場合は、卒業時に建築士の受験資格が得られる段階にとどまります。これに対して日本工科大学校建築職人マイスター専攻科では、独自のカリキュラム通じて、在学中の資格取得を目指せる体制を整えています。
A 高卒で大工として働く際に、多くの場合は親方の下に弟子入りするケースが多いです。そうなると、最初は掃除などの雑用が中心で道具に触らせてもらえないことも多いです。また、親方が力のある方で仕事をたくさん取ってこれるような人ならいいですが、そうでない場合、仕事が少なく生活するための給料が賄えない場合もあります。建設業界は専門用語の多い業界で、例えば「根太」と言われてどこのことを言っているかわかりますか?という風に、専門用語がわからないと親方の手になることもできません。なので進学するメリットとしては、建設の基礎を丁寧に学ぶことができることと、インターンシップなどで現場経験も積むことができること、就職も社員大工として企業を斡旋することもできるので、よっぽどのつてがない場合は自信をもって進学して基礎から学ぶことをおすすめします。