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CGデザイナーの仕事内容とは?ゲームや映像制作の仕事を高校生向けにわかりやすく解説

CGデザイナーの仕事内容とは?ゲームや映像制作の仕事を高校生向けにわかりやすく解説

●結論
CGデザイナーは、ゲーム・映画・アニメ・CM・Webコンテンツなどで使われる映像やキャラクター、背景をコンピューターで制作するクリエイティブ職です。AI時代でも需要が高く、発想力と技術力を組み合わせて人々をワクワクさせる仕事として注目されています。

●この記事でわかること
・CGデザイナーの仕事内容
・働く場所や年収の目安
・将来性とAI時代の変化
・向いている人の特徴
・CGデザイナーになるための方法

●要点まとめ
・ゲームや映像制作の現場で活躍する仕事
・3DCG技術の需要が拡大している
・平均年収は経験により大きく変化する
・AIは補助ツールであり創造力の価値は高い
・学校で実践的に学ぶことで就職に有利になりやすい

CGデザイナーとは?想像の中の世界を本当に作る仕事

映画館で見た大迫力の怪獣。
夢中で遊んだゲームに登場する主人公。
SNSで話題になった美しい映像広告。

私たちは日常の中で数え切れないほどのCGに触れています。

しかし、その世界を誰が作っているのかを意識する機会はあまりありません。

CGデザイナーは、コンピューターの中に存在しないものを生み出す仕事です。現実にはない街を作り、架空のキャラクターに命を吹き込み、まだ誰も見たことがない景色を形にします。

絵を描く仕事と思われがちですが、それだけではありません。

デザイン、映像、ゲーム、アニメーション、テクノロジー。

さまざまな分野の知識を組み合わせながら、人の心を動かす体験そのものを作り出していく仕事です。

CGデザイナーが活躍している場所は意外と身近

CGデザイナーというとゲーム会社や映画制作会社を思い浮かべる人が多いかもしれません。もちろんそのイメージは間違っていませんが、実際にはもっと幅広い業界で活躍しています。

例えば、自動車メーカーのCM。発売前の新車を紹介する映像の中には、本物の車ではなくCGで作られたものもあります。

建築業界では、完成前のマンションや商業施設をCGで再現し、お客様に未来の風景を見せています。

医療分野では人体の構造をCGで分かりやすく表現する教材が使われています。

さらに最近ではVTuberやメタバース、バーチャルライブなども急速に普及しています。

高校生に置き換えると、スマートフォンで見ている動画やゲーム、SNS広告の多くにCGデザイナーが関わっていると考えるとイメージしやすいでしょう。

気付いていないだけで、CGデザイナーの仕事は毎日の生活の中に溶け込んでいるのです。

CGデザイナーの仕事内容

CGデザイナーの仕事は一言で表すと「世界をつくること」です。ただし、その世界は一人で完成するわけではありません。ゲームや映像作品が完成するまでには、多くの専門家が協力しています。

その中でCGデザイナーは、それぞれの得意分野を担当します。

キャラクターを生み出す仕事

ゲームやアニメに登場するキャラクターは最初から立体ではありません。まずは設定資料やイラストを見ながら、髪型や服装、表情などを細かく作り込んでいきます。

例えば人気ゲームに登場する主人公。

プレイヤーがどの角度から見ても自然に見えるよう、何千、何万という細かなパーツを調整しながら完成させています。完成したキャラクターを見て「かっこいい」「かわいい」と感じる裏側には、CGデザイナーの細かな技術が隠れているのです。

背景や世界観を作る仕事

ゲームで広大な草原を冒険したり、未来都市を探索したりした経験はありませんか。その舞台を作るのもCGデザイナーです。

現場では単に建物を並べるだけではありません。

「この街にはどんな人が住んでいるのか」
「なぜこの建物が建てられたのか」

そんな設定まで考えながら世界観を作り上げていきます。まるで小説家が物語を書くように、CGデザイナーは空間で物語を表現しているのです。

キャラクターを動かす仕事

完成したキャラクターはそのままでは動きません。そこで必要になるのがアニメーション制作です。

歩く、走る、ジャンプする、笑う、怒る。

人間にとって当たり前の動作ほど難しく、少しでも違和感があると不自然に見えてしまいます。実際の現場ではスポーツ選手の映像を参考にしたり、自分で動いて確認したりしながら制作することもあります。

わずか数秒の動きを作るために何時間も調整することも珍しくありません。

迫力ある演出を生み出す仕事

映画の爆発シーンや魔法のエフェクト、ゲームの必殺技。印象的なシーンには特殊効果が欠かせません。

炎が広がる動き。
雷が走る一瞬の光。
水しぶきのリアルな表現。

こうした演出は視聴者の感情を大きく左右します。

作品のクライマックスを盛り上げる重要な役割を担っているのです。

CGデザイナーの仕事はどのように進む?ゲーム制作の舞台裏

ここではスマートフォン向けゲーム制作を例に見てみましょう。

企画会議

新作ゲームの制作が決まると、まずチーム全員で世界観を考えます。

「近未来の世界にするのか」「ファンタジーにするのか」など、作品の方向性を決める重要な時間です。

CGデザイナーもこの段階から参加することが多く、見た目の魅力や実現可能性を提案します。

デザイン制作

キャラクターや背景のイメージを形にしていきます。

かっこよさだけではなく、ゲームとして見やすいか、動かしやすいかも考えながら制作を進めます。

3DCG制作

イラストを立体化する工程です。

この段階でキャラクターは初めてゲームの中に存在できる状態になります。

まるで粘土でフィギュアを作るような感覚に近い作業です。

モーション制作

キャラクターに動きを付けます。

プレイヤーが操作した時の気持ち良さや迫力を考えながら微調整を繰り返します。

実はゲームの面白さを左右する重要な工程の一つです。

完成・リリース

すべてのデータを確認し、問題がなければ公開されます。

リリース後にSNSで反響を見たり、実際にユーザーが楽しんでいる様子を見たりする瞬間は、CGデザイナーにとって大きなやりがいになります。

働く場所によって仕事の面白さも変わる

CGデザイナーという職業は勤務先によって関わる作品が大きく変わります。

勤務先 主な制作物
ゲーム会社 ゲームキャラクター・背景・演出
映像制作会社 映画・CM・MV・配信映像
アニメ制作会社 アニメ作品のCGパート
広告業界 企業PR映像・Web広告
建築業界 完成予想CG・都市計画CG

好きなゲームを作りたい人もいれば、映画の特殊効果に挑戦したい人もいます。

自分がどんな作品に関わりたいのかを考えることで、進路選びの方向性も見えてくるでしょう。

年収とキャリアパス

CGデザイナーは経験と実績によって評価されやすい職業です。

キャリア 年収目安
初任給 250万~350万円
若手スタッフ 350万~450万円
中堅クラス 450万~650万円
リーダー 600万~800万円
ディレクター 700万~1,000万円以上

最初は制作担当として経験を積みます。

その後はチームをまとめるリーダーやディレクターへ進む人もいます。

また、フリーランスとして独立し、自分の得意分野を武器に活躍する人も少なくありません。

この仕事の一番の魅力は「誰かの記憶に残る作品を作れること」

子どもの頃に夢中になったゲーム。
何度も見返した映画。
好きなアーティストのミュージックビデオ。

そうした作品には必ず制作者がいます。

CGデザイナーは、人の記憶に残る作品作りに参加できる仕事です。

数年後、あるいは何十年後に、「あの作品がきっかけで進路を決めました」と言われるかもしれません。

自分の仕事が誰かの人生に影響を与える。それは大きな魅力ではないでしょうか。

一方で大変なこともある

CG業界は技術の進化が非常に速い世界です。新しいソフトや制作手法が次々に登場するため、学校を卒業して終わりではありません。社会人になってからも学び続ける姿勢が必要です。

また、作品へのこだわりが強い業界だからこそ、何度も修正が入ることもあります。ただ、その積み重ねが作品の完成度を高めます。ものづくりが好きな人にとっては、むしろ面白さを感じられる部分でもあります。

AI時代でもCGデザイナーは必要?

最近は生成AIによって画像や映像を作れるようになりました。

そのため「CGデザイナーはなくなるのでは?」と考える人もいます。

しかし実際には、AIだけで魅力的な作品が完成するわけではありません。

どんな世界観にするのか。
どんなキャラクターが人を惹きつけるのか。
どんな演出なら感動を生み出せるのか。

こうした発想や判断は人間が担っています。

今後はAIを使いこなせるCGデザイナーの価値がさらに高まると考えられています。

CGデザイナーに向いている人

意外かもしれませんが、絵が得意な人だけの仕事ではありません。

例えば、

  • ゲームやアニメが好きな人
  • ものづくりが好きな人
  • 新しい技術を学ぶのが好きな人
  • 細かな工夫を楽しめる人
  • チームで協力できる人

そんな人はCGデザイナーに向いている可能性があります。

大切なのは才能よりも興味です。

好きだから続けられる。
続けるから上達する。

多くのクリエイターはその繰り返しで成長しています。

高校生が今からできる準備

CGデザイナーへの第一歩は意外と身近なところから始まります。

まずは動画編集や3DCGソフトに触れてみましょう。最初は簡単な作品で構いません。作品を一つ完成させる経験が大切です。

また、ゲームや映画を楽しむだけでなく、

「なぜこのシーンはかっこいいのだろう」
「なぜこのキャラクターは人気があるのだろう」

と考えてみることも立派な勉強になります。

オープンキャンパスに参加する

進学先を検討する際は、実際に学校を見学することも大切です。

実習設備や授業の様子、先生や在校生の雰囲気などを確認することで、自分に合った学習環境かどうかを判断しやすくなります。また、ロボットやAIの実習を体験できる学校であれば、入学後の学びを具体的にイメージしやすくなるでしょう。

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CGデザイナーになるには?

目指し方は一つではありません。

進路 特徴
専門学校 実践的な制作技術を学びやすく就職に直結しやすい
大学 理論や研究も含めて幅広く学べる
独学 自由度は高いが継続力と自己管理が必要

どの進路を選ぶ場合でも、実際に作品を作って経験を積むことが重要です。

CGから広がる未来。AI・IT・ロボット分野への可能性

CG制作で身につくデジタル技術は、ゲーム業界だけで活躍するものではありません。

AI、VR、メタバース、ロボット開発など、これから成長が期待される分野とも深くつながっています。

将来の選択肢を広げたい方は、CGだけでなくAIやITも学べる環境を検討してみるのもよいでしょう。

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よくある質問(FAQ)

絵が苦手でもCGデザイナーになれますか?

なれます。デザイン力や観察力、ソフトを扱う技術も重要であり、必ずしも絵の上手さだけで決まる仕事ではありません。

文系でも目指せますか?

もちろん可能です。実際に文系出身で活躍しているCGデザイナーも多くいます。

高校生のうちに何をすれば良いですか?

作品制作を経験することです。完成度よりも、作る経験そのものが成長につながります。

AIに仕事を奪われませんか?

AIは便利な制作ツールですが、企画や表現、世界観づくりは依然として人間の重要な役割です。

資格は必要ですか?

必須ではありません。ただし学習の目標として資格取得に挑戦する人は多くいます。

まとめ

CGデザイナーは、単に映像を作る仕事ではありません。

人を驚かせ、感動させ、ときには人生を変えるような体験を作る仕事です。

好きなゲームや映画の向こう側には、必ずクリエイターの存在があります。

もしあなたが、

「自分も誰かをワクワクさせる仕事がしたい」

そう思ったなら、CGデザイナーという選択肢はきっと面白い未来につながるはずです。

執筆・監修:日本工科大学校 教員チーム
本記事は、当校の建設工学部、自動車工学部、AI工学部の教員一同によって執筆・編集されました。
現場での指導経験に基づき、最新の学習指導要領と生徒の学習状況を反映した正確な情報の提供に努めています。
チーム構成: 建設工学部、自動車工学部、AI工学部の教員
専門分野: 建設・建築・土木・造園・大工分野、自動車整備分野、AI・IT分野