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WEBデザイナーになるには?仕事内容や就職について高校生向けにリアル解説

WEBデザイナーになるには?仕事内容や就職について高校生向けにリアル解説

●結論
WEBデザイナーは、企業やサービスの魅力をWEBサイトで伝える仕事です。AIの普及によって作業の一部は自動化されていますが、「人に伝わるデザインを考える力」は今後も必要とされます。ただし未経験者の就職競争は激しく、実践力を身につけることが重要です。

●この記事でわかること
・WEBデザイナーの仕事内容
・年収や働き方の実態
・就職が難しいといわれる理由
・AI時代の将来性
・WEBデザイナーになる方法

●要点まとめ
・WEBデザイナーは見た目だけでなく使いやすさも設計する仕事
・未経験からでも目指せるがポートフォリオが重要
・AI時代は企画力や提案力の価値が高まる
・専門学校・大学・独学それぞれにメリットがある
・高校生のうちからデザイン制作に挑戦すると有利

WEBデザイナーとは?

WEBデザイナーとは、企業やサービスの情報を「見やすく・使いやすく・魅力的に伝える」ために、Webサイトやアプリの画面を設計する仕事です。

高校生の中には、「WEBデザイナーはイラストを描く仕事」というイメージを持っている人もいるかもしれません。しかし実際には、見た目の美しさだけでなく、ユーザーが迷わず操作できる仕組みを考えることも重要な役割です。

例えばネットショップで欲しい商品をすぐ見つけられたり、動画配信サービスで見たい作品にたどり着けたりするのは、WEBデザイナーが利用者目線で設計しているからです。

私たちが毎日使うスマートフォンやWebサービスの多くは、WEBデザイナーの工夫によって支えられています。

WEBデザイナーは人とサービスをつなぐ仕事

近年は買い物、学習、就職活動、行政手続きまでインターネット上で行われています。

もしサイトが使いにくければ、利用者は情報にたどり着けません。

だからこそWEBデザイナーは、「情報を届ける側」と「情報を受け取る側」をつなぐ存在として社会で重要な役割を担っています。

あなたの身近でWEBデザイナーが活躍している場面

WEBデザイナーの仕事は想像以上に身近にあります。

例えば、学校帰りにスマートフォンで洋服を探すECサイトを開いたとします。写真が見やすく並び、欲しい商品をすぐ見つけられ、数回の操作で購入できる場合、その裏ではWEBデザイナーがユーザー体験を設計しています。

また、次のようなサービスでもWEBデザイナーが活躍しています。

  • ネットショップ
  • 動画配信サービス
  • SNS
  • オンラインゲーム
  • 病院予約サイト
  • 学校ホームページ
  • 企業の採用サイト
  • 旅行予約サイト

私たちが当たり前に使っているサービスの多くに、WEBデザイナーの仕事があります。

WEBデザイナーの仕事内容

WEBデザイナーの仕事は、サイトの見た目を作るだけではありません。利用者が「使いやすい」「わかりやすい」と感じるWebサイトを設計する仕事です。

例えば、あなたがスマートフォンで洋服を探している場面を想像してみてください。

欲しい商品がすぐ見つかり、写真が見やすく、購入ボタンもわかりやすいサイトなら快適に買い物ができます。反対に、どこを押せばいいのかわからないサイトだと途中で閉じてしまうかもしれません。

WEBデザイナーは、こうした利用者の体験を裏側で支えている仕事です。

Webサイトのデザイン制作

企業やサービスのイメージに合わせて、色やフォント、写真の配置を考えます。

例えば高校のオープンキャンパスを紹介するサイトなら、明るく親しみやすいデザインにすることで、高校生が気軽に情報を見られるようになります。

一方で高級ホテルのサイトなら、落ち着いた色合いや大きな写真を使い、上質な雰囲気を演出します。

バナーや広告画像の制作

SNSやWeb広告で表示される画像を制作する仕事です。

例えば「夏休み限定キャンペーン開催中!」という広告を見て思わずクリックした経験はないでしょうか。

そのような広告画像を作り、多くの人にサービスや商品を知ってもらう役割があります。

UIデザイン

UIとは「ユーザーインターフェース」のことで、人が実際に触れる部分を指します。

例えば動画配信サービスで「再生ボタン」がどこにあるかわからなければ、利用者は不便に感じます。

WEBデザイナーはボタンの大きさや位置を工夫し、初めて使う人でも迷わない画面を設計します。

UX設計

UXとは「ユーザーエクスペリエンス」の略で、利用者の体験全体を意味します。

例えば病院予約サイトを利用する人は、「すぐ予約したい」と考えています。

そこで予約までの操作回数を減らしたり、必要な情報を見つけやすくしたりすることで、利用者の満足度を高めます。

コーディング

完成したデザインを実際のWebサイトとして表示させる作業です。

HTMLやCSS、JavaScriptといった技術を使い、画面を形にしていきます。

高校生に置き換えると、設計図をもとに文化祭の展示を完成させる作業に近いイメージです。

企業によっては専門のエンジニアが担当しますが、WEBデザイナー自身がコーディングまで行うケースもあります。

仕事はどのように進む?現場をストーリー形式で紹介

WEBデザイナーの仕事は、一人で黙々とデザインを作る仕事ではありません。

企業の担当者やプログラマー、ライターなどと協力しながら、一つのWebサイトを完成させていきます。

ここでは「高校生向け動画配信サービスの特集ページ制作」を例に、実際の仕事の流れを見てみましょう。

①どんな人に見てもらうかを考える

まずは「誰のためのページなのか」を整理します。

高校生向けといっても、部活動に打ち込んでいる人と、アニメが好きな人では興味を持つデザインが違います。

そのため、利用する人を具体的にイメージしながら企画を考えます。

例えば、「初めて動画配信サービスを使う高校生」がターゲットなら、情報量を減らしてシンプルな構成にするかもしれません。

WEBデザイナーはデザインを始める前に、まず利用者のことを深く理解するのです。

②見やすい画面を設計する

次に、どこに作品画像を配置するのか、どこにボタンを置くのかを考えます。

例えばスマートフォンで見たときに、作品画像が小さすぎると興味が湧きません。反対に情報を詰め込みすぎると、何を見ればよいのかわからなくなります。

そのため利用者が自然に視線を動かせるように、画像や文字の配置を設計します。

現場では「どこを最初に見てほしいか」を考えながらレイアウトを組み立てています。

③デザインを制作する

画面の設計が決まったら、色や写真、フォントを選びながら実際のデザインを作っていきます。

例えば青春作品を紹介するページなら明るく爽やかな色を使い、アクション作品を紹介するページなら迫力を感じられるデザインにすることがあります。

同じページでも色や写真が変わるだけで受ける印象は大きく変わります。

WEBデザイナーは利用者にどんな気持ちになってほしいのかを考えながら制作を進めます。

④チームで意見を出し合い改善する

デザインが完成しても、そのまま公開されるわけではありません。

企業の担当者から「もっと作品を探しやすくしたい」という要望が出たり、プログラマーから「別の配置の方が実装しやすい」と提案されたりすることもあります。

そのため、関係者と意見を出し合いながら改善を繰り返します。

WEBデザイナーの仕事は、自分の好みを押し通すことではなく、多くの人の意見をまとめながら最適なデザインを作ることなのです。

⑤公開後も使いやすさを改善する

サイトは公開して終わりではありません。

公開後には「どの作品がよく見られているか」「どこで利用者がページを離れているか」といったデータを確認します。

もし作品詳細ページを開く人が少なければ、ボタンの色や配置を変更することもあります。

このように利用者の反応を見ながら改善を続けることで、より使いやすいサイトへ成長させていきます。

WEBデザイナーは「作る仕事」であると同時に、「育てる仕事」でもあるのです。

働き方・勤務先・職場環境

WEBデザイナーにはさまざまな働き方があります。

勤務先 特徴
Web制作会社 多様な案件を経験できる
IT企業 自社サービスの成長に関われる
一般企業 自社サイト運営が中心
広告代理店 広告やプロモーション案件が多い
フリーランス 働く場所や時間の自由度が高い

近年はリモートワークにも対応しやすく、自宅で働くWEBデザイナーも増えています。

WEBデザイナーの年収とキャリアパス

WEBデザイナーの年収は経験やスキルによって大きく変わります。

初任給の目安

新卒の場合は月給20万円〜25万円程度が一般的です。

平均年収の目安

平均年収は400万円〜500万円程度がひとつの目安です。

経験年数別の年収例

経験年数 年収目安
1〜3年 300万〜400万円
3〜5年 400万〜550万円
5〜10年 550万〜700万円
10年以上 700万円以上も可能

企業規模別の年収傾向

企業規模 年収目安
小規模企業 300万〜450万円
中堅企業 400万〜600万円
大手企業 500万〜800万円以上

WEBデザイナー就職のリアル|就職が難しいと言われる理由

結論から言うと、WEBデザイナーは未経験から目指しやすい一方で、就職競争は決して楽ではありません。

人気職種で応募者が多い

クリエイティブ職として人気が高く、多くの人が目指しています。

そのため企業側は応募者を比較しながら採用を行います。

ポートフォリオが重要視される

企業は資格よりも作品を重視することが一般的です。

ポートフォリオと呼ばれる作品集が採用の大きな判断材料になります。

求められるスキルが広がっている

最近はデザインだけでなく、コーディングやUI/UX、マーケティングの知識を求める企業も増えています。

そのため学習を続ける姿勢が必要です。

WEBデザイナーの将来性とAI時代の需要

「AIが画像を作れるようになった今、WEBデザイナーは将来なくなるのではないか」

そんな声を聞くことがあります。

確かに、以前は人が何時間もかけて作っていたイラストやデザイン案を、生成AIが数分で作れるようになりました。実際に現場でも画像生成AIやデザイン支援ツールが活用される機会は増えています。

そのため、単純な画像作成や定型的なデザイン作業だけを担当する仕事は、今後AIに置き換わる可能性があります。

しかし結論から言うと、WEBデザイナーそのものが不要になる可能性は低いと考えられています。

なぜなら、AIは「作ること」は得意でも、「何を作るべきか」を決めることは苦手だからです。

例えば同じ学校紹介サイトでも、

・高校生に向けて作るのか
・保護者に向けて作るのか
・社会人に向けて作るのか

によって、伝える内容もデザインも大きく変わります。

また、企業が本当に求めているのは「かっこいいデザイン」ではありません。

商品を購入してもらうことや、資料請求を増やすこと、サービスの魅力を伝えることなど、目的を達成することが重要です。

そのため現場では、

「どの情報を目立たせるべきか」
「利用者はどこで迷うのか」
「どうすれば申し込みにつながるのか」

といった判断が求められます。

こうした利用者目線で考える力や、企業の課題を解決する提案力は、今のAIには難しい部分です。

むしろ今後は、AIを活用して制作時間を短縮しながら、企画や改善提案により多くの時間を使えるWEBデザイナーの価値が高まると考えられています。

AI時代に求められるのは「AIに負けないデザイナー」ではなく、「AIを使いこなして成果を生み出せるデザイナー」なのです。

高校生が今からできる準備

高校生のうちから小さな制作経験を積むことが大切です。

例えば学校行事のポスター制作、SNS画像の作成、ホームページ制作体験などは将来の大きな財産になります。

進学先を検討する際は、実際に学校を見学することも大切です。

実習設備や授業の様子、先生や在校生の雰囲気などを確認することで、自分に合った学習環境かどうかを判断しやすくなります。また、ロボットやAIの実習を体験できる学校であれば、入学後の学びを具体的にイメージしやすくなるでしょう。
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AI・IT分野に興味がある人へ

WEBデザインはAIやプログラミング、デジタルマーケティングとも深く関わる仕事です。

実践的な学習環境や資格取得支援、就職サポートが整った環境で学ぶことで、将来の選択肢を広げやすくなります。

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よくある質問(FAQ)

WEBデザイナーになるために資格は必要ですか?

必須資格はありません。ただしポートフォリオや制作経験が重視されます。

絵が苦手でもWEBデザイナーになれますか?

なれます。重要なのは利用者目線で考える力です。

文系でも目指せますか?

文系・理系を問わず目指せます。

AIによって仕事はなくなりますか?

一部業務は効率化されますが、企画や設計の需要は今後も続くと考えられています。

高校生のうちにやるべきことは何ですか?

作品制作に挑戦し、自分の実績を積み重ねることです。

まとめ

WEBデザイナーは、人とサービスをつなぐクリエイティブな仕事です。

インターネットが当たり前になった現代社会では欠かせない職業であり、今後も需要は続いていくと考えられます。

一方で就職競争がある職業でもあるため、早いうちから制作経験を積み、実践的なスキルを身につけることが大切です。

興味を持った人は、実際に作品制作に挑戦したり、オープンキャンパスに参加したりして、自分の将来像を具体的に描いてみてください。

執筆・監修:日本工科大学校 教員チーム
本記事は、当校の建設工学部、自動車工学部、AI工学部の教員一同によって執筆・編集されました。
現場での指導経験に基づき、最新の学習指導要領と生徒の学習状況を反映した正確な情報の提供に努めています。
チーム構成: 建設工学部、自動車工学部、AI工学部の教員
専門分野: 建設・建築・土木・造園・大工分野、自動車整備分野、AI・IT分野