最新iPhoneはどうやって折りたたむ?折りたたみスマホの仕組みと技術を本格解説
- 2026.09.01
- 2.AI・ロボット分野
- iPhone Duo, スマートフォン 技術, ディスプレイ, 折りたたみiPhone, 折りたたみスマホ 仕組み
●結論
iPhone Duoが折りたためるのは、柔軟性を持つOLEDディスプレイだけでなく、精密なヒンジ、チタニウム製フレーム、バッテリー、熱管理、高性能半導体、専用ソフトウェアなどを組み合わせて設計されているためです。 Apple初の折りたたみiPhoneとして、ハードウェアとソフトウェアを一体で設計しています。
●要点まとめ
・iPhone DuoはApple初の折りたたみiPhone
・開くと7.6インチ、閉じると5.4インチのディスプレイを利用できる
・柔軟なOLEDディスプレイとヒンジなどを組み合わせて開閉を実現
・チタニウム製フレーム・ヒンジカバーを採用
・A20 ProやNeural Engineによって高負荷処理やオンデバイスAIを支える
・デュアルバッテリーやベイパーチャンバーによって内部スペースと熱を管理
・折りたたみスマホは、AI・ITだけでなく機械・材料・半導体など複数分野の技術が融合した製品
折りたたみiPhone「iPhone Duo」とは?
2026年、Appleから初の折りたたみiPhone「iPhone Duo」が発表されました。
折りたたみスマートフォンは、開くと大きな画面になり、閉じるとコンパクトに持ち運べることが特徴です。
では、なぜスマートフォンの画面を折りたたむことができるのでしょうか。
結論からいうと、折りたたみiPhoneは、柔軟性を持つOLEDディスプレイだけでなく、ヒンジ、素材、バッテリー、熱管理、半導体、ソフトウェアなど、複数の技術を組み合わせることで実現しています。
この記事では、iPhone Duoの特徴と、折りたたみスマートフォンを支える技術について初心者にも分かりやすく解説します。
iPhone Duoはどんなスマートフォン?
iPhone Duoは、Appleが2026年9月9日に発表した折りたたみ式のiPhoneです。
開いた状態では7.6インチのインナーディスプレイ、閉じた状態では5.4インチのアウターディスプレイを利用できます。
大きな画面で動画や写真を楽しんだり、複数のアプリを使ったりしながら、持ち運ぶときにはコンパクトにできることが特徴です。
Appleによると、予約注文は2026年10月16日から、販売は10月23日から開始されます。日本での価格は364,800円からです。
価格や販売状況は変更される可能性があるため、購入を検討する場合は最新の公式情報を確認する必要があります。
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なぜスマートフォンを折りたためるの?

折りたたみスマートフォンの仕組みを理解するポイントは、「画面だけが曲がっているわけではない」ということです。
一般的なスマートフォンのディスプレイには、硬いガラスなどが使われています。そのため、同じように大きく折り曲げようとすると破損してしまいます。
一方、折りたたみスマートフォンでは、柔軟性を持つOLEDディスプレイなどを使い、さらにディスプレイを保護する層やヒンジ、フレームなども含めて、開閉できるように設計します。
つまり、折りたたみスマートフォンは「曲がる画面」を作るだけでは完成しません。
画面を繰り返し動かしても問題が起こりにくいように、ディスプレイ、本体、ヒンジ、内部部品などを一つのシステムとして設計することが重要です。
折りたたみiPhoneを支えるOLEDディスプレイ

iPhone Duoの大きな特徴の一つが、7.6インチのOLEDフォールディングディスプレイです。
OLEDは「有機EL」とも呼ばれるディスプレイ技術です。液晶ディスプレイとは異なり、画素そのものが発光する仕組みを持っています。
OLEDは薄型化しやすく、柔軟な構造にできることから、折りたたみスマートフォンのディスプレイにも利用されています。
ただし、「OLEDだから簡単に折れる」というわけではありません。
実際の折りたたみディスプレイでは、発光する部分だけでなく、周辺の構造や保護層なども含めて設計する必要があります。
特に中央の折り曲げ部分には、ディスプレイに繰り返し力が加わります。そのため、画面の柔軟性だけでなく、折り曲げたときの負荷をどう分散させるかも重要になります。
iPhone Duoでは、内側のディスプレイに反射を抑えるNano-texture仕上げが採用され、折り目を目立たせにくくする設計も取り入れられています。
画面を開閉する「ヒンジ」の仕組み

折りたたみスマートフォンでは、ディスプレイと同じくらい重要なのが「ヒンジ」です。
ヒンジとは、二つの部品をつなぎながら回転させるための機構です。
身近な例では、ノートパソコンの画面と本体をつないでいる部分をイメージすると分かりやすいでしょう。
折りたたみiPhoneでは、このヒンジによって本体を開いたり閉じたりする動きをコントロールします。
しかもスマートフォンは、日常生活の中で何度も開閉される可能性があります。
そのため、単に曲がればよいのではなく、ディスプレイや本体に過度な負担をかけにくい動きや、本体全体の強度まで考えて設計する必要があります。
iPhone Duoでは、グレード5チタニウムのフレームとヒンジカバーを採用し、スムーズかつ均等な抵抗で開閉するよう設計されたヒンジ構造が使われています。
ここからも、折りたたみスマートフォンにはディスプレイ技術だけでなく、機械設計や材料技術が関係していることが分かります。
なぜ折りたたんでも本体を薄くできるの?
折りたたみスマートフォンでは、「開いたときは大画面なのに、閉じると持ち運びやすい」という両立が求められます。
そのため、本体内部に多くの部品を効率よく配置する必要があります。
iPhone Duoは、開いた状態で厚さ5.2mm、閉じた状態で11.3mmです。
内部にはディスプレイだけでなく、プロセッサ、カメラ、バッテリー、通信部品、センサーなど、多くの部品が収められています。
限られたスペースにこれらの部品を配置するには、部品そのものを小型化するだけでなく、それぞれの位置や形状まで考えた設計が必要になります。
これは、家具を狭い部屋に配置することに似ています。
同じ家具を使っていても、配置方法を工夫すれば空間を有効に使えます。
折りたたみスマートフォンでも、内部の限られた空間をどう使うかという設計が重要になります。
折りたたみスマホのバッテリーはどうなっている?

スマートフォンを薄くしながら大きなディスプレイを搭載すると、バッテリーの配置も難しくなります。
特に折りたたみ型では、本体の中央にヒンジがあるため、一般的なスマートフォンとは異なる内部設計が必要になります。
iPhone Duoでは、左右それぞれにバッテリーを配置するデュアルバッテリーシステムが採用されています。
これは、折りたたみ構造に合わせて内部のスペースを効率よく利用するための設計の一つです。
バッテリーは単純に大きくすればよいわけではありません。
本体の厚さ、重量、発熱、ディスプレイの消費電力など、さまざまな条件とのバランスを考える必要があります。
このように、折りたたみスマートフォンでは、バッテリーも本体構造全体の設計と深く関係しています。
高性能チップの熱はどうやって処理する?
スマートフォンの性能が高くなるほど、もう一つ重要になるのが「熱」です。
CPUやGPUなどの半導体は、計算処理を行うと熱を発生します。
ゲームや動画編集、AI処理など、負荷の高い処理を続けると発熱が大きくなるため、発生した熱を効率よく処理する必要があります。
特に折りたたみスマートフォンは、本体内部のスペースが限られています。
そのため、高性能な半導体を搭載しながら、発生した熱をどのように移動・分散させるかが重要な設計課題になります。
iPhone Duoには、A20 Proチップとカスタムベイパーチャンバーを組み合わせた熱管理システムが採用されています。
ベイパーチャンバーは、内部の液体と蒸気の状態変化を利用して熱を広い範囲へ移動させる部品です。
パソコンなどでも利用されている熱対策技術で、限られたスペースの中で効率よく熱を移動させるために使われます。
折りたたみスマートフォンでは、「高性能にすること」と「熱を適切に管理すること」を両立させる必要があります。
A20 ProとAIはどう関係している?
iPhone Duoには、A20 Proという高性能なチップが搭載されています。
A20 Proには6コアCPU、7コアGPU、デュアル16コアNeural Engineなどが搭載されています。
ここで注目したいのが「Neural Engine」です。
Neural Engineは、AIや機械学習に関係する処理を効率よく行うための専用の演算機構です。
AIというと、ChatGPTのような生成AIをイメージする人も多いでしょう。
しかし、スマートフォンの中では、画像処理、音声処理、認識処理など、さまざまな場面でAIや機械学習が利用されています。
また、iPhone Duoでは端末上でAIモデルを動かす「オンデバイスAI」の処理能力も強化されています。
オンデバイスAIとは、AIによる処理の一部をインターネット上のサーバーだけに任せず、スマートフォンなどの端末側で実行する考え方です。
端末側で処理できる範囲が広がれば、通信環境に左右されにくい処理や、データを端末内で扱えることによるメリットなどが期待できます。
つまり、折りたたみスマートフォンの進化は、画面を折れるようにすることだけではありません。
大画面を動かしながら、高性能な半導体でAIや映像などの処理を行い、その熱や消費電力まで管理することが必要です。
折りたたみiPhoneで何が便利になる?
折りたたみスマートフォンのメリットは、単純に「画面が大きくなる」ことだけではありません。
例えば、iPhone Duoを開いた状態では7.6インチのディスプレイを利用できるため、動画や写真を大きな画面で楽しんだり、複数のアプリを使ったりできます。
一方、閉じた状態では5.4インチのアウターディスプレイを利用できます。
用途に応じて大画面とコンパクトな状態を使い分けられることが、折りたたみ型の大きな特徴です。
また、折りたたみ型では、ハードウェアだけでなくソフトウェアの設計も重要になります。
例えば、画面を開いたときにどのようにアプリを配置するのか、閉じたときにはどのように情報を表示するのかなど、端末の形状に合わせたUI・UXが必要になります。
UXは「ユーザーエクスペリエンス」のことで、製品やサービスを使ったときに利用者が得る体験全体を指します。
折りたたみスマートフォンでは、こうしたソフトウェア側の工夫も使いやすさを左右します。
折りたたみスマートフォンにはどんな技術者が関わる?

ここまで見てきたように、折りたたみスマートフォンは一つの技術だけで作られているわけではありません。
ディスプレイを開発する技術者、ヒンジや本体構造を設計する技術者、半導体を設計する技術者、AIやソフトウェアを開発する技術者など、さまざまな分野の専門知識が関係しています。
具体的には、次のような分野が関係します。
- AI・機械学習:画像・音声・認識などの処理
- 半導体:CPU・GPU・AI処理を支えるチップ
- プログラミング:OSやアプリケーションの開発
- 機械・機構設計:ヒンジや本体構造の設計
- 材料技術:ディスプレイやフレームなどの素材開発
- UI・UX:折りたたみ型に適した操作画面や利用体験の設計
一見すると「スマートフォン」という一つの製品ですが、その中にはAI、IT、半導体、機械、材料など、さまざまな技術分野が組み込まれています。
折りたたみスマートフォンには課題もある
新しい技術には、メリットだけでなく課題もあります。
折りたたみ型では、開閉する部分の耐久性、本体の厚さや重量、バッテリー容量、発熱、製造コストなど、一般的なスマートフォンとは異なる課題があります。
また、折りたたみ機構を採用することで内部構造が複雑になるため、設計や製造の難易度も高くなります。
そのため、「折りたためるようにすれば、すべてのスマートフォンが便利になる」というわけではありません。
どのような使い方をする人にとってメリットが大きいのか、価格やサイズ、重量とのバランスはどうかなど、利用者側から考えることも重要です。
技術開発では、単に新しい機能を追加するだけでなく、性能、使いやすさ、安全性、コストなどを総合的に考える必要があります。
これからスマートフォンはどう進化する?
今後のスマートフォンでは、折りたたみ技術だけでなくAIとの連携もさらに進んでいくと考えられます。
例えば、利用者の状況に応じた情報提供、画像や動画の高度な編集、音声による自然な操作、リアルタイム翻訳など、AIを活用した機能が増えていく可能性があります。
一方で、AIだけが進化すればよいわけではありません。
AIを動かす半導体、情報を送受信するネットワーク、データを守るセキュリティ、省電力化、ディスプレイ、バッテリーなど、多くの技術が一緒に進化する必要があります。
また、折りたたみスマートフォンのように、端末そのものの形が変われば、アプリや操作方法も変化していきます。
これからのスマートフォンは、単に「高性能な小型コンピューター」というだけでなく、AIやセンサーなどを活用して、利用者の作業を支援するデバイスへと変化していく可能性があります。
その進化を支えるのは、AIだけではありません。
AI・IT、半導体、プログラミング、機械設計、材料、ネットワーク、セキュリティなど、さまざまな技術分野が関係しています。
よくある質問(FAQ)
iPhone Duoはいつ発売されますか?
Appleの発表によると、2026年10月16日から予約注文が開始され、10月23日から販売が開始されます。
販売地域や在庫状況などが変わる可能性もあるため、購入時にはApple公式情報を確認してください。
iPhone Duoはいくらですか?
2026年9月10日時点で、日本での価格は364,800円からです。
容量などによって価格が異なるため、最新価格はApple公式サイトで確認することをおすすめします。
iPhone Duoの画面はなぜ折りたためるのですか?
柔軟性を持つOLEDフォールディングディスプレイを採用し、ヒンジやフレームなどを含めて折りたたみ動作に対応するよう設計されているためです。
重要なのは、ディスプレイだけでなく、本体全体を折りたたむことを前提に設計している点です。
iPhone Duoの画面サイズはどのくらいですか?
開いた状態では7.6インチのインナーディスプレイ、閉じた状態では5.4インチのアウターディスプレイを利用できます。
用途に応じて大きな画面とコンパクトな画面を使い分けられることが特徴です。
AIは折りたたみ機構にも使われていますか?
AIそのものが画面を折りたたむわけではありません。
折りたたみ機構には、ディスプレイ、ヒンジ、材料、機械設計などの技術が関係します。
一方でAIは、画像処理や音声処理、AIアシスタントなど、スマートフォンのさまざまな機能を支える技術の一つです。
折りたたみスマートフォンにはどんな技術が必要ですか?
ディスプレイ技術だけでなく、半導体、機械設計、材料技術、バッテリー、熱管理、プログラミング、AI、UI・UXなど、幅広い技術が必要になります。
一つの製品の中に複数の技術分野が組み合わされていることが、折りたたみスマートフォンの大きな特徴です。
まとめ

折りたたみiPhone「iPhone Duo」が実現できるのは、柔軟なOLEDディスプレイだけが理由ではありません。
ディスプレイを支えるヒンジ、本体を構成する素材、限られた空間に配置されたバッテリー、高性能チップから発生する熱を処理する技術、AIを動かす半導体、そして折りたたみ型に合わせて設計されたソフトウェアなど、多くの技術が組み合わさっています。
つまり、折りたたみスマートフォンは、AI・IT・半導体・機械・材料など、複数の技術分野が融合した製品といえます。
普段何気なく使っているスマートフォンも、仕組みを詳しく見ると、多くの技術者による工夫が詰まっています。
AIやITに興味がある人は、身近なスマートフォンを入り口にして、「なぜ動くのか」「どうやって実現しているのか」と考えてみると、技術への理解をさらに深められるでしょう。
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