環境建設工学科 建築コース(2年制)
環境建設工学科の建築コースでは、1年次に設計と施工の両方を体験しながら、建築の基礎をじっくり学びます。製図やCAD、測量、インターンシップなどを通して、自分がどんな建築の仕事に向いているかを見つけることができます。2年次からは、設計を追求するデザインコースと、施工技術を極めるビルドコースのいずれかを選択。専門学校ならではの実践的な学びで、自分に合った道を深め、在学中から建築士資格の取得を目指すこともできます。
建築コースの強み
Point1
1年次は建設業界の基礎を1から学びます。製図設計、CAD実習、造形実習、測量実習、建設インターンシップを経験し、自分の適性や興味を見極めながら進路を考えます。2年次からは、設計を追求する「デザインコース」、施工を極める「ビルドコース」のいずれかを選んで進級します。
Point2
建築コース:デザインでは、建築設計に必要な知識と技術を磨きます。「インテリア実務」や「建築CG」を学び、建築設計ゼミでは建物のコンセプト企画からCAD設計、模型製作まで実施。完成作品を学生同士で発表し、表現力も養います。インテリアコーディネーター資格の取得も目指すことができ、幅広いキャリアにつながります。
Point3
建築コース:ビルドでは、建築現場に密着した学びを展開します。年間を通じて建設インターンシップを行い、建物が完成するまでの工程をプロの技術者から直接学びます。就職活動やキャリア形成に有利な「一級・二級建築施工管理技士補」の資格取得も目指せます。施工に必要な設計・デザインの実習も行い、即戦力を養います。
Point4
建築コース:デザイン/ビルドを含め建設工学部合計で300時間のインターンシップを実施。現場で建築士や現場監督など業界のプロと関わりながら、設計・施工・設備といった幅広い分野を学びます。建設業界や行政との強い連携のもと、実社会に直結した経験を積めるのが大きな特徴です。
Point5
環境建設工学科卒業時には「建築士」の受験資格を得られますが、3年目に「二級建築士専攻科」または「一級建築工学科」に編入することで在学中から資格取得が可能です。これにより3年目で二級建築士、4年目で一級建築士の取得を目指すことができます。過去5年間で79%の学生が二級建築士に合格しています。
目指せる職業
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-
施工監督
-
インテリアデザイナー
建築コースからの進路
目指せる仕事
- 建築士
- 建築施工管理技士
- 設計士
- 現場監督
- CADオペレーター
- 環境デザイナー
- 測量士
- 電気工事士
- カラーコーディネーター
- インテリアプランナー
- 他
主な就職先
- 世紀東急工業株式会社
- タット・プラン&T株式会社
- 株式会社ハマダ
- 大鉄工業株式会社
- 高松テクノサービス株式会社
- 前田ハウジング株式会社
- 株式会社播磨設計コンサルタント
- 株式会社安藤ハザマ
- 平松工業株式会社
- 株式会社赤鹿建設
- 株式会社北村工務店
- 共栄建設工業株式会社
- 大豊建設株式会社
- 濱田建設株式会社
- 新日空サービス株式会社
- 川崎建設株式会社
- 上林建設株式会社
- 株式会社池下設計
- 三宅建設株式会社
- 株式会社米正建設
- 大字建設株式会社
- タクミ技建株式会社
- 株式会社谷垣工業
- 明石土建工業株式会社
- 寄神建設株式会社
- 株式会社宮本組
- 株式会社淺沼組
- 明石土建株式会社
- テクノ・プロバイダー株式会社
- 株式会社柄谷工務店
- 前川建設株式会社
- 平錦建設株式会社
- マルイチ株式会社
- 株式会社吉田組
- 美樹工業株式会社
- 他
公務員
- 東京都庁
- 神奈川県庁
- 相模原市役所
- 厚木市役所
- 高砂市役所
- 姫路市役所
- 加西市役所
- 赤穂市役所
- 国家公務員
- 他
主な大学編入実績
- 青森大学
- 東京通信大学
- 東京農業大学
- 神戸芸術工科大学
- 大手前大学
- 神戸山手大学
- 島根大学
- 大分大学
- 兵庫県立大学
- 大阪産業大学
- 他
建築コースで取得できる資格
受験資格
- 一級建築士<国>
- 二級建築士<国>
- 木造建築士<国>
目標とする資格
- 一級施工管理技士補(建築・土木・造園)
- 二級施工管理技士補(建築・土木・造園)
- 建築CAD検定
- AutoCADオペレータ技能検定試験
- インテリアコーディネーター
- インテリアプランナー
- エクステリアプランナー
- カラーコーディネーター
- 福祉住環境コーディネーター
- 第二種電気工事士
- ドローン検定
- 危険物取扱者(乙4類)
- コンクリート製品検定
- 測量士(測量士補)
- ビオトープ管理士
- ビジネス検定3級
- エコ検定
学習内容
建築の概論・材料・施工・法規・製図・CAD、デッサン、測量から屋内外の色彩構成まで、プロを育てるためのすべてを学びます。建築士を目指す方はもちろん、高齢化に伴い需要の高いバリアフリーや機能とデザインを備えたインテリアデザイン等、住まいに関する学びを網羅します。
時間割例
| 曜日 | 1限目 | 2限目 | 3限目 | 4限目 |
|---|---|---|---|---|
| 月 | 建築法規 | 建築計画 | CAD実習 | |
| 火 | 建築設計図製図 | 測量学・実習 | ||
| 水 | 建築概論 | 建築構造学 | 造形学・実習 | |
| 木 | 資格対策 | 建築材料学 | インターンシップ | |
| 金 | 建築施工学 | 構造力学 | 土木演習 | 建築演習 |
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製図
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建築CAD
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福祉環境コーディネーター
-
インテリア
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環境工学
-
模型
建設工学部
-
環境建設工学科 土木・造園コース
土木の基礎である測量・CADはもとより環境分野も学び、自然環境を守れる建築士へ。
- 目指せる職種
- 施工監督員/測量士/土木コンサルタント/造園デザイナー 他
- 目指せる資格
- 施工管理技士/測量士/建築士/ビオトープ管理士 他
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建築職人マイスター専攻科
大工・左官など伝統の匠の技と合わせてCADを始めとする建築技術の基礎、設計・施工も学ぶ。
- 目指せる職種
- 大工職人/左官職人/設計士 他
- 目指せる資格
- 建築大工技能士/左官技能士/施工管理技士/建築士 他
建築学科のある大学・専門学校の選び方
建築分野は「何を学ぶか」で進路が大きく変わります。ここでは、進学先を選ぶときに押さえておきたい視点と、目標別のおすすめルートをわかりやすく整理します。進路にお悩みの方はぜひ参考にしてください。
専門学校と建築系大学との違い
専門学校では実習・資格対策がカリキュラムに組み込まれており、即戦力の育成に力を入れています。建築系大学は理論・計画・構造などを体系的に深く学べるのが強みです。一級建築士や二級建築士のような国家資格について、大学では一般的に卒業後に受験資格を得るのに対し、本校のように在学中から資格合格を目指すカリキュラムを持つ専門学校もあります。早く現場で鍛えながら資格を取得したいなら、在学中から建築士の資格取得を目指せるカリキュラムのある専門学校が近道になりやすいでしょう。
建築学科・コースの選び方
大学では一般的に卒業後に受験資格を得て受験という流れになりやすいのに対し、本校のように在学中に二級建築士の資格取得が目指せるカリキュラムを持つ専門学校もあります。本校の「二級建築士専攻科」では、3年次に専門対策授業を設けており、在学中の二級建築士の資格取得が目指せるようになっています。
一級建築士の資格があれば、設計できる用途・規模に上限はありません。構造方式や材料選定まで含めた大規模案件の計画に携われます。そのため、一級建築士の資格が取得できる学校を選ぶとよいでしょう。本校では「一級建築工学科」にあたります。
「街づくりに貢献したい」「インフラ分野で活躍したい」という人は、土木作業員が向いています。本校の環境建設工学科土木・造園コースのような土木を専門にした学科・コースに進むのがオススメです。
建築と一言で言っても、意匠(デザイン)や構造、設備、施工管理、都市計画、伝統建築などさまざまな分野があります。はじめから一つに絞り切れない場合は、設計と施工の両方を体験できるコース制の環境で、製図・CAD・測量・インターンシップを通じて適性を確かめるのが近道です。そのため、建築関係の専門学校がおすすめです。「在学中から資格対策に触れられるか」「現場型の演習がどれだけ盛り込まれているか」「就職と実務経験の導線が用意されているか」を専門学校選びの判断軸にしてみてください。そうすれば、卒業後に迷う時間を減らし、めざす領域で最短距離のスタートを切ることができます。
本校の環境建設工学科・建築コースでは、1年次に基礎を広く深く押さえたうえで、2年次以降に設計を追求する「デザインコース」、施工を極める「ビルドコース」のいずれかを選んで進級することができます。
大工を目指すなら、木造建築の基礎から現場運用までを一気通貫で学べる環境がある学校がおすすめです。専門学校を選ぶ際は、「現場実習がカリキュラムに組み込まれているか」「棟梁・職人による直接指導があるか」などに注目するとよいでしょう。本校の「建築職人マイスター専攻科」でも、現役の棟梁から直接技能指導を受け、現場で通用する技能と、CAD等の基礎技術の両方を身につけることができます。
よくある質問
建築コースでは、2年間で通算300時間を超えるインターンシップに取り組み、施工現場や設計事務所などに出向いて、プロの技術者から直に建築技術を学ぶことができます。
建物をデザインする「設計」から建物を造る「施工」まで、建築に関するあらゆる知識と技術を学ぶことができます。
設計から施工まで建築について幅広く学べるため、設計士や施工監督員など建築に関する職種を目指せます。
あわせてインテリアやバリアフリーについても理解を深められるので、インテリアデザイナーなどの道にもつながります。
大学で建築を学んだ場合は、卒業時に建築士の受験資格が得られる段階にとどまります。
これに対して日本工科大学校環境建設工学科建築コースでは、独自のカリキュラム通じて、在学中の資格取得を目指せる体制を整えています。















