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自動車検査員の資格をとるには

受験資格・試験内容・最新の制度改正を解説!

自動車検査員の資格を取るには

自動車検査員は、車検で整備が完了した車の最終チェックを行う仕事です。
仕事に就くためには、国家資格である自動車検査員試験に合格しなければなりません。この記事では試験の概要や難易度、受験資格の条件について解説しています。
なお、令和7年(2025年)7月8日に道路運送車両法関係省令の改正が公布され、整備士・検査員を取り巻く制度が複数変わりました。これから自動車検査員を目指す方は、最新の情報をしっかり確認しておきましょう。

自動車検査員の仕事は

自動車検査員の仕事は

自動車検査員は、整備が完了した車両が安全に公道を走れる状態かを最終確認する専門家です。整備士が「修理・整備を行う」のに対し、検査員は「整備結果を確認・承認する」役割を担います。同じ職場で働くことが多いため混同されがちですが、両者は明確に異なる役割です。

主な業務は以下の通りです。

完成検査:
整備が完了した自動車の最終チェックを行います。外観・ブレーキ・サスペンション・ステアリング・タイヤ・灯火類など、保安基準に照らして各部を点検します。

計測機器による検査:
排出ガス量や制動力など、数値で確認が必要な項目については専用の計測機器を使用して測定し、規制値内であるかを確認します。

設備の安全管理:
検査に使用する設備・機器が正常に稼働しているかを確認・管理します。

業務の監督:
資格を持たない工員や整備士の作業を監督し、適切な手順で整備が行われているかを確認します。

自動車検査員は「みなし公務員」に位置づけられており、公正かつ正確な判断が常に求められます。また、法令改正や技術の変化に対応するため、資格取得後も定期的な研修受講が義務づけられています。

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自動車検査員の資格について

自動車検査員の資格

自動車検査員として業務を行うためには、以下の証明書・認定が必要です。

自動車検査員技能講習修了証明書:
自動車検査員教習を受講・修了することで得られます。まずこの証明書の取得が出発点となります。

自動車検査員認定証:
技能講習修了後、修了試験に合格することで国土交通省(各都道府県の自動車整備振興会)から発行されます。この認定証がなければ、車検の最終確認業務を行うことはできません。

検査員講習修了証明書:
定期的に行われる更新研修を受講することで取得するものです。この証明書がない場合は検査業務を継続することができません。
なお、令和7年(2025年)7月の改正により、これまで対面が原則だった自動車検査員研修がオンライン受講可能になりました(座学部分のみ)。受講者・講師双方の負担が軽減されています。

受験資格の条件

自動車検査員の受講・受験資格は以下の3つの条件をすべて満たすことが必要です。

① 整備主任者として実務経験が1年以上であること
② 整備主任者研修の受講を完了していること
③ 「指定工場」で働いていること

なお、整備主任者が保有すべき整備士資格は、1級または2級の自動車整備士が対象です(2級自動車シャシ整備士を除く)。現時点では、二級整備士でも検査員を目指すことができます。

【重要】自動運転車の検査は令和11年(2029年)より一級整備士が必要に

令和7年(2025年)7月の改正(省令)で、自動運転車(レベル3・4の自動行装置搭載車)の検査を行う自動車検査員については、追加の要件が設けられました。

施行日:令和11年4月1日(2029年)

自動運転車の検査を行う自動車検査員は、通常の選任要件に加えて一級自動車整備士の資格を保有している者でなければなりません。

これは、自動運転車が電子制御装置の塊であり、その検査には電子制御に関する高い専門性が必要なためです。なお、一般的な車検(通常車両)については、引き続き二級自動車整備士の資格でも検査員として対応できます。

※ 施行日(令和11年4月1日)時点ですでに自動運転車の検査を行っている指定事業者については、4年間の経過措置として、二級の自動車検査員にも自動運転車の検査を行わせることができます。

今後、自動運転車の普及が加速することを考えると、一級自動車整備士の資格は検査員としての活躍の幅を大きく広げるものになります。専門学校日本工科大学校の一級自動車工学科では、合格率92%で一級自動車整備士の取得を目指せます。

試験までの流れ

受験資格が得られたら、以下のステップで資格取得を目指します。
① 受験資格の条件を満たす(整備主任者として1年以上の実務経験など)
② 自動車検査員教習を受講する(全4回/座学はオンライン受講も可)
③ 自動車検査員教習の修了試験を受験する
④ 試験に合格する
⑤ 自動車検査員の認定証を取得

道のりは長いですが、資格取得後は資格手当の支給や職場での信頼性向上など、大きなメリットがあります。

試験内容と難易度について

試験の内容は「検査に関する項目」と「基礎法令・整備士法令」の2分野です。
出題形式は選択式と計算問題で、設問数は約100問。出題範囲は教習で学んだ内容が中心です。

試験日程8月・12月の年2回
試験内容第1章 整備事業関係
第2章 検査業務関係
第3章 実務の設問と解説
第4章 独立行政法人自動車技術総合機構関係
第5章 軽自動車検査協会関係
合格率50%~70%(地域・年度によって変動あり)
合格基準・全体の8割以上
・各章の責任点、6割以上
主催各都道府県の自動車整備振興会


合格率は全体として50〜70%と国家資格の中では比較的取り組みやすい水準ですが、毎年出題傾向が変わり、地域によっては合格率が10%台になることもあります。法令改正のポイントは特に出題されやすいため、最新の改正情報を押さえておくことが重要です。

自動車検査員の勉強方法

自動車検査員の勉強方法

試験は年2回しかないため、1回の受験で確実に合格することを目指しましょう。実際に一発合格した方のアドバイスをもとに、効果的な勉強法をまとめました。

過去問をとにかく解く

受験する自治体の過去問を3〜5年分、合格点が安定してとれるまで繰り返し解きましょう。講習が始まってからでは全項目を網羅するのが難しいため、できれば受験半年前からコツコツと取り組み始めることをおすすめします。

出題傾向をつかむ・法令改正に注意する

試験には法令に関する設問が含まれます。試験直前に法令が改正された場合、その変更点が出題される傾向があります。ただし、講習期間中に変更された法令については基本的に出題されません。
令和7年(2025年)の改正では、認証工場の機器要件・整備記録簿の電子化・スキャンツールの活用拡大・自動運転車の検査員要件など、現場に直結する複数の変更が行われています。これらのポイントは今後の試験でも問われる可能性があるため、国土交通省や各都道府県の自動車整備振興会の公式情報を定期的に確認するようにしましょう。

令和7年改正で変わったこと(整備士・検査員関連まとめ)

令和7年(2025年)7月8日に公布された道路運送車両法関係省令の改正では、整備士・検査員を目指す方に直接関係する変更が複数あります。

① 自動車整備士資格の実務経験年数の短縮(施行:公布の日)
・2級自動車整備士:3年 → 2年
・3級自動車整備士:1年 → 6ヶ月
・特殊自動車整備士:2年 → 1年4ヶ月
整備作業が「機械中心」から「電子中心」へと移行しているため、座学の比重を高めつつ実務経験期間を短縮する見直しが行われました。

② 自動車検査員研修・整備主任者研修のオンライン化(施行:公布の日)
これまで対面が原則だった各種研修の座学部分について、オンライン方式が解禁されました。地域や職場環境に関わらず、より柔軟に学習・研修を受けられるようになります。

③ 自動運転車の検査員要件の強化(施行:令和11年4月1日)
自動運転車(レベル3・4)の検査を行う検査員は、一級自動車整備士資格が必要になります。通常車両の検査は二級整備士でも引き続き対応可能です。

最後に

自動車検査員は、受験までの壁が高い分、取得後のメリットも大きな資格です。令和7年(2025年)の制度改正により、整備士資格の実務経験期間が短縮され、資格取得への道がこれまでより歩みやすくなりました。

また、自動運転車(レベル3・4)の普及を見据えると、令和11年(2029年)から必要となる一級自動車整備士の資格は、検査員としての活躍の場をさらに広げる重要なステップです。将来的に自動車検査員を目指すなら、まずは一級整備士の取得を視野に入れたキャリアを描いてみてください。

専門学校日本工科大学校の一級自動車工学科では、全国トップクラスの合格率92%で一級自動車整備士の資格取得を目指せる環境が整っています。自動車検査員を将来の目標に据えているなら、まずは本校のオープンキャンパスでその第一歩を踏み出してみてください。

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自動車学部の学科紹介

学科・コース名 概要 目指せる職種 目指せる資格
一級自動車工学科
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一級自動車整備士(総合)
二級自動車整備士(総合)
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二級自動車整備士(総合)
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自動車車体整備士
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