自動車整備士になるには
2026年度からの新資格制度と取得方法を解説!
自動車整備士の仕事は、さまざまな車種の自動車を扱えるため「車が好き」という方にぴったりの職業です。
自動車整備士として活躍するためには「自動車整備士」の資格取得が重要です。資格がなくても就職は可能ですが、任せられる仕事の範囲や責任が大きく異なります。ぜひ資格取得を目指しましょう。
なお、2026年度(令和8年度)から自動車整備士の資格体系が大きく変わります。また、令和7年(2025年)7月の制度改正により、実務経験期間も短縮されました。この記事では、最新の制度を踏まえた自動車整備士への道をまとめています。
自動車整備士になるには?
自動車整備士になるには、国家試験に合格する必要があります。資格がなくても整備の仕事に携わることはできますが、そういった方たちは「工員」と呼ばれ、できる業務の範囲が限られます。では、どうやったら整備士になれるのでしょうか?
自動車整備士とは
自動車整備士とは、自動車の診断・点検・分解・組み立て・修理・調整などを行うプロフェッショナルです。いわば「自動車のお医者さん」のような仕事です。
メンテナンス作業のミスは人命に関わるため、慎重さと丁寧な仕事ぶりが常に求められます。近年はハイブリッド車・電気自動車(EV)・自動運転技術の普及により、電子制御システムの知識や整備用スキャンツールの活用能力も重要なスキルとなっています。
2026年度から変わる資格体系
2026年度(令和8年度)より、自動車整備士の資格体系が再編されます。これまで「ガソリン」「ジーゼル」「シャシ」「二輪」と種別ごとに分かれていた二級資格が統合され、「二級自動車整備士(総合)」という一つの資格になります。一級資格も同様に「一級自動車整備士(総合)」に統合されます。
これにより、特定の種別だけでなく四輪・二輪を含む幅広い車種の整備に対応できる知識・技術を持つエンジニアが養成されます。これからの時代は「車もバイクも電気自動車も」対応できるオールラウンドな整備士が求められます。
自動車整備士になる方法
自動車整備士になるためには、国土交通省が指定した学校に通う方法と、働きながら実務経験を積む方法の、大きく2つのパターンがあります。
学校に通いながら取得する【最短・おすすめ】
国土交通省が指定する整備士養成校(専門学校等)を卒業すると、自動車整備士の試験への受験資格が得られます。さらに、実技試験が免除されるという大きなメリットもあります。
二級自動車整備士(総合)なら2年制、一級自動車整備士(総合)なら4年制の専門学校で受験資格を得られます。実務経験ゼロの状態から最短で資格取得を目指せるルートです。
専門学校日本工科大学校の一級自動車工学科(4年制)では、一級自動車整備士(総合)の合格率92%と全国トップクラスの実績を誇ります。自動車工学科(2年制)では二級自動車整備士(総合)の取得を目指せます。いずれも実技試験が免除されます。
仕事をしながら取得する
整備の現場で実務経験を積みながら資格取得を目指すルートです。令和7年(2025年)7月の制度改正により、必要な実務経験期間が短縮されました。
一級取得までの道のりを簡単にまとめると……
ステップ① 実務経験6ヶ月以上を積み、3級に合格する
ステップ② 3級合格後に2年以上の実務経験を積み、2級(総合)を受験・合格する
ステップ③ 2級合格後に3年以上の実務経験を積み、1級(総合)を受験・合格する
改正前は「実務経験だけで一級を目指すと最短7年」かかりましたが、改正後は最短5年6ヶ月に短縮されました。それでも専門学校(4年制)と比べると時間がかかるため、早期に資格を取得したい方には養成校への進学がおすすめです。
自動車整備士の試験概要と難易度
試験は学科試験と実技試験の両方があります。ただし、養成校(専門学校等)を修了した場合は実技試験が免除されます。1級・2級の学科試験の出題範囲は以下の通りです。
【学科試験】
1. 構造、機能及び取扱い法
2. 点検、修理、調整及び完成検査の方法
3. 整備用機械に関する初等知識
4. 整備用の試験機、計量器及び工具の構造、機能及び取扱い法
5. 材料及び燃料油脂の性質及び用法
6. 図面に関する一般知識
7. 保安基準その他の自動車の整備に関する法規
【実技試験】
1. 基本工作
2. 点検、分解、組立て、調整及び完成検査
3. 修理
4. 整備用の試験機、計量器及び工具の取扱い
3級・2級の難易度は合格率50%以上と、国家資格の中では取り組みやすい水準です。一方、一級自動車整備士(総合)は合格率20〜30%の難関資格です。
【合格率の目安】
3級自動車整備士 50〜60%
2級自動車整備士(総合) 70〜80%
1級自動車整備士(総合) 20〜30%
自動車整備士の資格取得をおすすめする理由
自動車整備士の資格がなくても仕事に就くことはできますが、できる業務の範囲や就職先の選択肢が大きく変わります。以下の3つの理由から、ぜひ資格取得を目指してください。
就職に有利である
自動車整備士の有資格者は慢性的な不足状態にあり、業界全体での需要は高い水準が続いています。資格があれば国内大手ディーラーや整備専業企業への就職はもちろん、輸入車ディーラーなど幅広い就職先を選ぶことができます。特に一級自動車整備士(総合)の資格は希少性が高く、取得者は業界でも特に重宝される存在です。
仕事の幅が広がる
現在、自動車整備の現場はハイブリッド車・電気自動車(EV)・自動運転車の普及により大きく変化しています。従来の機械的な整備に加え、電子制御システムの診断や整備用スキャンツールの活用が当たり前になっています。
2026年度からの「二級自動車整備士(総合)」「一級自動車整備士(総合)」への統合も、こうした時代の変化に対応した改革です。四輪・二輪・EVまで対応できる総合力を身に付けることで、整備士としての活躍の場はますます広がります。さらに、機械・電子工学の知識を活かして部品メーカーや自動車メーカーへのキャリアチェンジも視野に入ります。
車をもっと好きになれる
資格を取得することで責任ある仕事を任される機会が増え、さまざまなトラブルに対応する中で知識と技術が磨かれていきます。日々の経験を通じて、今まで見えなかった自動車の奥深さが見えてくるようになり、より深く車を理解・好きになれるはずです。「好きを仕事に」を実現できる職業のひとつです。
最後に
自動車整備士への道のりは簡単ではありませんが、2026年度の資格統合・令和7年の実務経験短縮など、業界全体で「なりやすくなる」方向に制度が整備されています。これからの時代、EVや自動運転車を含む幅広い車種に対応できる整備士はますます必要とされる存在になっていきます。
専門学校日本工科大学校には、最新の資格制度に対応した自動車整備士の資格取得を目指せる環境が整っています。
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自動車学部の学科紹介
| 学科・コース名 | 概要 | 目指せる職種 | 目指せる資格 |
|---|---|---|---|
| 一級自動車工学科 | 電気自動車、水素自動車などの次世代自動車の最先端の技術と一級整備士を取得します |
一級自動車整備士 自動車検査員 セールスエンジニア 他 |
一級自動車整備士(総合) 二級自動車整備士(総合) 電気自動車等の整備に係る特別教育 他 |
| 自動車工学科 | 車を教材にして、自動車整備の基本技術を学び二級整備士を取得する学科 |
自動車整備士 二輪自動車整備士 自動車検査員 他 |
二級自動車整備士(総合) 電気自動車等の整備に係る特別教育 他 |
| 車体自動車工学科 | 自動車整備士資格に加え、鈑金・塗装技術と車体整備士の資格を取得 |
自動車車体整備士 レストア技術者 自動車整備士 他 |
車体整備士 二級自動車整備士(総合) 有機溶剤作業主任者 中古自動車査定士 他 |






