オープンキャンパスは体験型!

自動車検査員の試験の難易度とは?

合格点、責任店、勉強法も紹介!

自動車検査員の資格は、条件をクリアしたものだけが受けられます。
資格自体の難易度はさほど高くはありませんが、受験資格を得るまでの道のりが長い点から取得するのは難しいとされています。
では、試験の内容やどうやって勉強するのか?について解説していきます。

自動車検査員の受験について

自動車検査員になるためには、まずは受験条件をクリアしなくてはなりません。

資格条件
① 国から認定を受けている整備工場で自動車整備主任者として実務経験を1年以上つむ
② 直近の整備士主任者研修を受講していること
※自動車整備主任者になるためには、以下の資格のいずれかが必要です。
・1級自動車整備士
・2級自動車整備士

加えて「整備管理者選任前研修」に参加して、整備や点検に関する知識を学びます。
自動車検査員の資格は、学校を卒業したからといってすぐに取得できる資格ではなく、実務経験が必要になります。
自動検査員の資格取得するためには……
① 自動車検査員教習を受講する
② 自動車検査員試験で合格する

試験だけでなく教習にも通わなければなりません。人命にかかわる重要な仕事なので、試験の基準も厳しいですが、知識を身につければ必ず合格できます。
道のりは長いかもしれませんが、めげずに頑張りましょう。

試験・教習の内容

資格取得の流れとして、まずは教習への参加したのちに試験を受験するという流れになります。まずは教習について説明します。
各自治体により教習の進め方が違いますが、教習の開始前には前日の内容についてのミニテストが実施され、合格点がとれないとその時点で途中退学となるケースもあるそうです。

【2021年自動車検査員教習の案内】

日程教習 1月20日~22日
実習 1月23日
勉強会 1月24日(希望者のみ)
定員100名
教習資料代19,500円


次に、試験の内容を簡単にまとめました。
出題形式は選択式と記述式のふたつで、大きく分けて「法令関連の問題」と「整備・車両に関する問題」が出題されます。この中から教習で学んだ内容から問題がだされます。計算問題もいくつかあります。過去の試験データをみると75分で60問ほどの設問がありました。

試験日程8月・12月の年2回
試験内容第1章 整備事業関係
第2章 検査業務関係
第3章 実務の設問と解説
第4章 独立行政法人自動車技術総合機構関係
第5章 軽自動車検査協会関係

試験の難易度

試験の難易度は、他の国家資格と比べても比較的やさしいほうにはいると思います。
試験内容は各実施場所で異なるため、はっきりとしたデータはありませんが、例年の合格率が50%~70%といわれています。しっかり勉強していれ落ちないレベルです。
教習に参加すると数値を教えてもらえるため、参考にしましょう。

合格点と責任点

合格点は全体の8割かつ、各章の正答率が6割以上となっています。
全体で合格点に達していても、苦手な章で問題がとけずに6割を切ってしまうと、不合格になってしまいます。ラストに出題される計算問題はとくに重要視されており、この設問をひとつでも間違うと不合格となります。

自動車検査員の試験に合格するための勉強方法

どのタイミングから勉強を進めていけばいいかというと、主任整備士になった瞬間からです。実務経験を1年はつまなければならないので、この期間を勉強期間としましょう。
自動車検査員の資格は全て暗記問題です。計算問題も、計算式の暗記や基本を覚えていればちゃんと解けます。

過去問を解く

過去問は、お住いの「自動車整備振興会」のHPに無料でアップされているので、可能な限り解きまくりましょう。できたら3年~5年分を解いて、間違いをつぶしていきましょう。慣れてきたら試験と同じ75分で時間を図って解いて、時間配分も把握しておくといいでしょう。

テキストを購入する

テキストも「自動車装備振興会」のHPにて販売しています。もしかしたら、中古本も出回っているかもしれませんが、必ず最新のテキストを購入しましょう。
なぜなら法令関連が変更になっている場合があるからです。古い法令で覚えてしまうと、試験を落ちるだけでなく、仕事にも支障をきたすおそれがあるため、更新されたデータから学びましょう。

出題傾向をつかむ

各試験場では合格率が大きく変動します。合格率70%の所もあれば、10%台の地域もあります。出題される問題が地域により変わるため、傾向をつかむためにも、過去問は必ず解いておきたいところです。

最後に

自動車検査員という仕事は、日本に暮らすみんなの足を守る仕事です。
一歩間違えれば、人命にもかかわる重傷な仕事であるため、資格をとるという意識プラス大事な仕事だという自覚も持ち、試験に挑みましょう。

専門学校日本工科大学校には、自動車整備に関する資格の取得を目指せる環境が整っています。
自動車業界を目指すならまずは本校のオープンキャンパスへお越しください。

オープンキャンパスに申し込む

自動車学部の学科紹介

学科・コース名 概要 目指せる職種 目指せる資格
一級自動車工学科
電気自動車、水素自動車などの次世代自動車の最先端の技術と一級整備士を取得します

一級自動車整備士
自動車検査員
セールスエンジニア 他

一級小型自動車整備士
販売士二級
低圧電気取扱者講習 他
自動車工学科
車を教材にして、自動車整備の基本技術を学び二級整備士を取得する学科

自動車整備士
二輪自動車整備士
自動車検査員 他

二級ガソリン自動車整備士
二級ジーゼル自動車整備士
二級2輪自動車整備士 他
車体工学科
兵庫県下で唯一の鈑金・塗装技術と車体整備士の資格を取得

自動車車体整備士
レストア技術者
自動車整備士 他

車体整備士
有機溶剤作業主任者
中古自動車査定士 他