オープンキャンパスは体験型!

IT業界の資格紹介

IT業界の資格紹介

IT業界は非常に専門性の高い分野のため、ITエンジニアに関連する資格はとてもたくさん存在しています。
それらを取得しなければエンジニアとして働けないわけではありませんが、書類や制作物だけでは実際のスキルを測りづらいため、資格を持っていると就転職に有利です。
また試験に合格するため体系的に学ぶこととなるため、独学で応用の利かない習得の仕方をしていても、整理することができます。

実務をこなす上で直接的に役に立つのはやはり経験とはなりますが、どこから手を付ければいいのか分からない場合にも資格取得は指標として有用です。
そんなIT系の資格についてご紹介します。

ITパスポート(国家資格)

これはエンジニアに限らず、企業運営にITが欠かせない現代では全ての社会人が備えておくべきともいえる、ITの基礎的な領域を網羅できる国家資格です。
IT系の資格を取得し始める際の初めの一歩としても利用されており、学生の間に取得する人も少なくありません。
それほど難易度は高くありません、とはいえ特殊な受験資格もなく誰でも受けることが出来るため、結果合格率は50%前後を推移しています。
しかししっかりと勉強すれば問題ありません。
エンジニアとしての就職時にはあまり効力を発揮しませんが、その他の一般職や事務職で持っていると他よりも有利とされています。

基本情報技術者(国家資格)

その名の通り、IT業界で最も基本的な国家資格とされています。
情報技術に関する知識全般を保持している証明となり、プログラムの設計から開発、テストまでのシステム開発の一連の流れを一通り習得可能です。
受験者は毎年10万人を超えるほどメジャーですが、合格率は約25%とそう簡単に合格できないことが分かります。
基本とはいえ本校のIT・AI・ロボット学部等の専門学校での対策を徹底し、確実な合格を目指すのが理想です。

なおこれよりももうワンランク難しいものに応用情報技術者試験というものがあります。
基本情報技術者と同じ内容をグレードアップさせたような内容のため、基本情報取得者はこちらの取得もゆくゆく目指すことが多く、在学中に取得出来れば一目置かれる存在となれるでしょう。

データベーススペシャリスト試験(DB)

情報処理技術者試験という国家試験があり、その中のレベル4という高度区分試験の1つがデータベーススペシャリスト試験です。
膨大な情報のを本に例えると、データベースは図書館のようなもので、その中から求める情報を求める形で扱うのがデータベースエンジニアであり、データベーススペシャリスト試験ではその技能を問われます。
情報化社会である昨今には欠かせない存在であり、データを活用できない企業に未来はないとまで言われる時代なので、データを扱うスペシャリストであるデータベースエンジニアの需要も当然というものです。
国家試験ということもあり信頼性が高く、どのITエンジニアに属しても習得することで業務の幅が広がる資格です。

情報検定(J検定)

現在のビジネスシーンにおけるICTスキルを問うための試験です。
具体的には情報システムを「作」る・その情報を「使」う・その情報を「伝」えるの創・使・伝がキーワードとし、情報を活用するための一連の流れを理解することができます。
しかしこの資格は現在ではそれほど評価されるものではなく、ITパスポートと同様にエンジニアとしての就職時に有利になるわけではありません。
とはいえIT分野における広域的な基礎知識を身につけることが出来るため、初めてIT業界に足を踏み入れる人にとって有用と言えます。

情報処理技術者能力認定試験

30年以上の歴史がある民間の認定試験です。
コンピュータエンジニアリングとシステム開発の知識でアルゴリズム構築やプログラムの設計が出来る程度の知識を問われます。
C言語やJAVAといったメジャーな言語を習得することができること、またコンピュータ自体の基礎知識も身に就くことからプログラマやシステムエンジニアを目指す学生から人気です。
1~3級に分かれているため、まずは3級から入って段階踏んでステップアップを目指せるのも、プログラミングを勉強するのに適した資格を言えます。

Python3エンジニア認定基礎試験

Pythonとは構造が初心者からでも理解しやすく、基礎知識が全くない場合は少々ハードル高く感じる点があるものの、この言語から習得を目指すのに適したプログラミング言語です。
特に最先端であるAI(人工知能)の分野でも利用される言語で今非常に注目されており、将来性も高いと言えます。
Python3エンジニア認定基礎試験はそのPythonの基礎的な知識を学べる内容となっており、比較的難易度も問題数もハードルが高くないことからまさに入門編として最適です。
関連資格に「Python3エンジニア認定検定データ分析試験」が存在し、こちらもPythonに加えてデータ分析の基礎知識を併せて習得できるため、より実践に活用しやすい内容となっています。

ディープラーニング検定(G検定)

ディープラーニング(深層学習)とは、人間が行う作業をコンピュータに学習させる技術の一つです。
機械学習=人工知能技術であり、今各業界から注目されている最先端の技術と言えます。
ディープラーニング検定(G検定)はディープラーニングにより日本の産業活性化を目指す「日本ディープラーニング協会」が実施している試験であり、ディープラーニングに関する基礎知識を問う試験内容となっています。
まだまだ歴史は浅く、協会の設立自体も2017年とまさに新進気鋭の資格と言えます。
AIやロボットといった技術を学び応用していくのであれば、チャレンジして損はない資格でしょう。

画像処理エンジニア検定

CG-ARTS協会が主催する民間資格の一つであり、ベーシックとエキスパートに難易度が分かれています。
ベーシックでは画像処理に関する基本的な知識と、それをプログラミングに応用する技能が試されます。
一方エキスパートではさらに深い画像処理に対する知識と技術に加え、ソフトウェアやハードウェアに関する知識と応用量が測られます。
具体的には顔認証にカメラであったり二次元バーコード等、画像からシステムに転用される分野で役立ちます。
ロボットエンジニアを目指す場合にもロボットの目からの情報をいかに効果的に処理するかで、この資格の知見が役に立ちます。

CAD利用技術者

CADとは3Dモデルを制作するのに非常に有効なソフトであり、CAD利用技術者試験ではその技術が試されます。
主に建築・土木・機械・電気等の業界で多用され、昨今では自動車やファッション業界でもCADを利用してモデリングに役立てることが増えています。
取得することで設計はもちろん、CADオペレーターやCADインストラクターとしての役割も持てるため、企業からは重宝されます。
ただし業界でメジャーな資格である分、有無よりも実際の技術面の方が重要視されるため、資格を取得したあとにも勉強は続ける必要があるでしょう。

IT・AI・ロボット学部の学科紹介

学科・コース名 概要 目指せる職種 目指せる資格
IT・AI・ロボット工学科
最先端のIT、AI、ロボット技術を学び、エンジニアを養成する学科です。基本情報処理やITパスポートの資格取得を通し、高度情報技術者の習得を目指します。

制御系(センサー系)エンジニア
認知系エンジニア
分析・推論系エンジニア

基本情報技術者
ITパスポート
Python3エンジニア認定基礎試験
データベーススペシャリスト試験(DB) 他