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システムエンジニアとプログラマーの違い

どっちの方が将来性あるの?年収も紹介!

システムエンジニアとプログラマーは、勤め先がIT企業であるため、混合されがちですが仕事内容は似て非なるものです。
例えるならば、どんな家を建てるのかを設計するのがシステムエンジニアで、実際に家を建てる大工のような役割を果たすのがプログラマーです。
この記事では、システムエンジニアかプログラマー、どちらを仕事にしようか迷っている方に、仕事内容や年収、将来性を分かりやすく比較してみました。

システムエンジニアとプログラマーのお仕事比較

同じIT業界ですが、仕事内容は大きく違います。
それぞれの仕事の特徴や、適性がある人をまとめました。

システムエンジニアの仕事

SEはシステム開発のすべてに携わる仕事です。大きく分けて仕事は3つあります。
① どんなシステムがほしいか顧客へヒアリング
② システムの開発
③ サーバーの保守・管理

企業によってはプログラマー案件のコーディングにも携わるケースもあります。

プログラマーの仕事

プログラマーは読んで字のごとく「プログラムを組む人」のことです。
SEから受け取った仕様書どおりにプログラムを組み、納品前にテストを実施します。
仕様バグがあれば、SEへの修正依頼をかけるのもプログラマーの仕事です。システム開発の要ポジションともいえる仕事です。

それぞれの向いている人

「向いているかどうか」という点でも比べてみましょう。
仕事を選ぶうえで適性があるかは、大事な要素なので参考にしてみてください。
システムエンジニア プログラマー
・作業をたんたんと進めていける人
・試行錯誤ができる人
・積極的に人と会話できる人 ・ロジカルな発想ができる人
・新しいことに挑戦できる人
・色んなタイプの人とコミュニケーションが取れる人

システムエンジニアとプログラマーの年収比較

「仕事するならたくさん稼げる方がいい!」という意見は万人共通だと思います。
ここでは厚生労働省の2019年の賃金構造基本統計調査のデータに基づいて両者の年収を比較しました。

システムエンジニアの年収

SEイコール高収入というイメージを持つ方も多いと思います。学歴をともなわず、月収45万円を稼げる仕事はなかなかないのでSEは夢のある仕事といえますね。

平均年齢38.6歳
勤続年数11.8年
労働時間・超過労働158時間・16時間
年間賞与105万300円
平均年収551万1900円

プログラマーの年収

SEと比較すると、若干年収はおとりますが月収35万円は今の世の中、高い収入の部類にはいるはずです。企業規模が大きくなればなるほど給料も大きくなるため、キャリア転職も視野に入れて働きたいところですね。

平均年齢33.8歳
勤続年数7.1年
労働時間・超過労働160時間・13時間
年間賞与60万5200円
平均年収425万8000円

システムエンジニアとプログラマーの将来性比較

最後に両者の将来性を比較してみましょう。結論からいうと、どちらも人材不足のため売り手市場となっているのが現状です。
「人手がいないなら仕事選び放題じゃん!」というポジティブな意見の裏で、人員が足りないため一人当たりの仕事量が多く残業が多いという大きな課題もあります。
プログラマーを例にあげると、大手IT企業の平均残業時間は23時間というデータもでています。職業の将来性と課題をセットに考えましょう。

システムエンジニアの将来性と課題

SEに関しては、この先需要がなくなることはないでしょう。なぜなら、「こんなシステムがほしい」「もっと便利にしたい」という意見がとぎれないからです。クリエイティブな面ももちあわせるSE職は、情報社会である日本にとっては欠かせない仕事であるといえます。
そんなSEの今後の課題は、ずばり「人材不足」です。
経済産業省が公表したデータによると、2030年には59万人の人材不足が懸念されます。不足をカバーするため既存のSEの残業超過が問題になるでしょう。

プログラマーの将来性と課題

IT分野の成長とともにプログラマーのニーズも安定しています。
年単位で変動するプログラミング言語の学習など、日々の勉強は欠かせませんが、スキルがあれば仕事はなくなりません。
今後の課題として……
・フレームワーク使用によるプログラミングの簡略化
・AI技術の発達によるプログラミングの代替え
・人件費削減によるオフショア開発(人件費のコスパがいい海外への受注)

プログラミング作成が簡単になることで経験が少ない方でも、業界に進出しやすい環境になってきている点はいい傾向といえますが、AIやオフショア開発に対抗できるようにスキルアップは必須です。

最後に

IT分野のさらなる発展のために、SEもプログラマーもどちらも必要な仕事です。
年収の差はあるものの、どちらもやりがいのある仕事なので自分の向き不向きも考慮して仕事を決めましょう。

IT・AI・ロボット学部の学科紹介

学科・コース名 概要 目指せる職種 目指せる資格
IT・AI・ロボット工学科
最先端のIT、AI、ロボット技術を学び、エンジニアを養成する学科です。基本情報処理やITパスポートの資格取得を通し、高度情報技術者の習得を目指します。

制御系(センサー系)エンジニア
認知系エンジニア
分析・推論系エンジニア

基本情報技術者
ITパスポート
Python3エンジニア認定基礎試験
データベーススペシャリスト試験(DB) 他