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一級建築士になるには?従来の変更点やなり方について解説!

一級建築士になるには?従来の変更点やなり方について解説!

建築士として多くの事業に携わるためには、関連資格のなかでも最上級に位置する「一級建築士」を取得するのがおすすめです。一級建築士になれれば、大規模な建築プロジェクトの設計や工事に関われるようになるため、将来の仕事の幅が広がります。建築士としてできることが増えるため、将来を見越して早くから一級建築士になる準備を進めるのもおすすめです。

そんな一級建築士になるには、受験資格や試験内容などを事前に把握しておくのがポイントです。一級建築士の基本を理解することで、「具体的に何をすべきなのか」が見えてきます。将来の備えになる対策が早くから取れれば、一級建築士の資格取得が叶いやすくなるでしょう。

本記事では一級建築士になるための方法や、従来との変更点について解説します。一級建築士を目指す方は、以下で解説するなり方を参考にしてください。

一級建築士とはどんな資格?

一級建築士とは、建築士として働く際に必要とされる資格の1つです。一級建築士の資格を取得することで、建築士としてさまざまな業務に対応できるようになります。具体的には一級建築士の資格を取得することで、設計や工事監理ができる建物に制限がなくなります。大規模商業施設、商業ビル、大型公共施設などの計画にも着手できるため、規模の大きな案件に携われるようになります。

二級建築士の資格でも建築士としての仕事はできますが、「高さ13m以下かつ軒の高さが9m以下」「延べ面積30~300㎡以内のRC造、鉄骨造(木造建築物は1,000㎡以下)」など対応できる建物に制限が付きます。二級建築士の資格取得者は、戸建住宅などを担当することが多く、大型施設の設計は担当できません。そのため建築士として仕事の幅を広げるには、一級建築士の資格取得が求められるでしょう。

一級建築士の資格取得は難易度が高い

一級建築士の取得には多くのメリットがありますが、その難易度は高くなっています。年に1回実施される国家試験の合格率はわずか10%で、約9割の受験者が不合格となっています。学科試験と製図試験の2種類があり、両方に合格する必要があるため勉強量も増大します。

一級建築士の学科試験に合格すると、その後5年間(翌年から4回の試験)のうち2回までは免除され、製図試験のみの受験となります。そのためまずは学科試験の合格を目指し、翌年以降に製図試験に合格して一級建築士を取得するというパターンもあります。

一級建築士になるには?

一級建築士になるには、国家試験を受験して合格する必要があります。国家試験への対策を十分に実施し、合格の可能性を高めることがポイントです。

以下では、一級建築士の国家試験の概要について解説します。

一級建築士の国家試験の内容

一級建築士の国家試験は、先に解説した通り学科試験と製図試験の2種類に分かれます。学科試験の試験範囲は、以下の内容になっています。

・学科Ⅰ(計画)
・学科Ⅱ(環境・設備)
・学科Ⅲ(法規)
・学科Ⅳ(構造)
・学科Ⅴ(施工)

それぞれの科目で半分以上の得点を獲得することが、学科試験合格の条件です。いずれかの科目に特化して勉強する方法は取れないため、試験範囲は満遍なく予習しておきましょう。

製図試験は、毎年異なる課題が出題され、その内容に沿って設計を行う試験です。過去の製図試験の課題は、以下の内容になっています。

・令和元年:美術館の分館
・令和2年:高齢者介護施設
・令和3年:集合住宅
・令和4年:事務所ビル

毎年全く異なる課題が出されるため、さまざまなパターンを考慮して備える必要があります。

一級建築士の受験資格

一級建築士の試験を受験するには、以下のいずれかの条件を満たしている必要があります。

・専門学校、大学、短大などの建築学科で指定科目を履修し、卒業した人
・二級建築士の資格を取得している人
・建築整備士の資格を取得している人
・外国大学の卒業者など、その他国土交通大臣が特に認める人

一般的には専門学校や大学に進学して建築学を履修し、専門知識と技術を身に付けた上で受験に臨みます。二級建築士の資格を取得することでも受験が可能となるため、順に受験することも考えられます。

法改正によって一級建築士の受験資格は緩和されている

一級建築士の受験資格は、令和2年3月1日に施行された法改正によって内容が緩和されています。従来は上記の条件に加えて実務経験が必要でしたが、現在は実務経験がなくても一級建築士の試験を受けられます。就職前に一級建築士の資格を取得することも可能となったため、専門学校などで試験対策を受けた上で受験に臨みやすくなりました。

一級建築士になるには独学は厳しい?

一級建築士は、合格率の低さから難易度の高い資格と言われています。独学でもある程度の準備は可能ですが、やはり専門家の指導を受けた方が効率良くかつ効果的な対策が取れるでしょう。また、製図に関する試験対策に関しては、独学では厳しい面があります。専門知識を持つ講師から教えてもらうべきことが多いため、基本的に独学ではなく専門的な学習環境の活用が推奨されます。

一級建築士になるには専門学校への進学がおすすめ

一級建築士になるには、専門学校で勉強をするのがおすすめです。建築系の専門学校では、一級建築士を目指すカリキュラムを組んで生徒をサポートしているケースも多いです。一級建築士の試験対策を実施したり、一級建築士の資格を持つ講師による授業を展開したりと、入学した生徒に多くのメリットを与えています。スムーズに一級建築士に必要なスキルを身に付けるのなら、専門学校への進学を本格的に検討してみてください。

まとめ

一級建築士は、建築士になる際に取得が検討される資格の1つです。難易度が高く、簡単な勉強だけで合格することは厳しいですが、その難しさに見合ったリターンはあります。建築士として仕事を続けていくのなら、時間をかけてでも取得を目指すべき資格だと言えるでしょう。この機会に一級建築士の取得方法と試験の概要をチェックし、試験対策の計画を立ててみてください。

一級建築士の合格を目指すのなら、「日本工科大学校」の「建築学部」への進学がおすすめです。300時間のインターンシップや木造2階建ての建築を体験できる実習場、学生1人あたりの求人倍率が9.1倍など、さまざまな特徴・魅力を持つ専門学校です。一級建築士の資格を持つ講師による授業も受けられるため、試験対策についてアドバイスを得られます。

日本工科大学校の建築学部への進学をきっかけに、一級建築士を目指す準備を進めてみてはいかがでしょうか。

建築学部の学科紹介

学科・コース名 概要 目指せる職種 目指せる資格
環境建設工学科 建築コース
設計から施工まで、建築を総合的に学び、インテリアやバリアフリーへの理解も深める。

設計士
施工監督員
インテリアデザイナー 他

建築士
施工管理技士
建築CAD検定
インテリアプランナー 他
環境建設工学科 土木・造園コース
土木の基礎である測量・CADはもとより環境分野も学び、自然環境を守れる建築士へ。

施工監督員
測量士
土木コンサルタント
造園デザイナー 他

施工管理技士
測量士
建築士
ビオトープ管理士 他
建築職人マイスター科
大工・左官など伝統の匠の技と合わせてCADを始めとする建築技術の基礎、設計・施工も学ぶ。

大工職人
左官職人
設計士 他

建築大工技能士
左官技能士
施工管理技士
建築士 他
建築士専攻科
難関資格である二級建築士の資格取得を最短で在学中に目指す。全国平均を大きく上回る合格率。

建築士 他

二級建築士
木造建築士 他