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情報検定(J検定)について詳しくご紹介します。

基本から応用までの習得に役立つ情報検定(J検定)は、今後IT業界で活躍したい人にとって有益な資格に!徹底解説します!

IT系の資格試験を受ける際には、「情報検定(J検定)」への挑戦も考えられます。
基本から応用までの習得に役立つ情報検定(J検定)は、今後IT業界で活躍したい人にとって有益な資格になるでしょう。
しかし、情報検定(J検定)は資格の種類やその出題内容がかなり細かく設定されているため、自分に必要な資格がどれなのか判別が難しい場合もあります。
そこでこちらでは、情報検定(J検定)の詳細について解説します。

情報検定(J検定)とは?

情報検定(J検定)とは、情報の利用および活用する能力を総合的に評価するための試験として確立されています。
情報検定(J検定)には「情報システム試験」「情報活用試験」「情報デザイン試験」の3つの試験体系があり、それぞれの興味や将来の目標に合わせて選択が可能です。
自分が将来どんなエンジニア・IT職に就きたいのか、足りない能力を補って長所を伸ばすにはどんなスキルが必要なのかといった点を参考に、受験する資格を選ぶのがおすすめです。
情報検定(J検定)は併願も可能なので、複数の資格に挑戦して取得を目指すことも考えられるでしょう。

IT化が進んで一般的な企業にまで専門的なシステムや高度な情報の取り扱いが求められる昨今では、ITスキルを持つ人材に対しての体系的な評価制度が必要とされています。
そこでICT能力を客観的な基準によって評価できる検定試験として、文部科学省後援が情報検定(J検)を立ち上げたという経緯があります。

情報検定(J検定)の前身である「情報処理能力認定試験」を昭和63年に公開してから、これまでに約140万人の出願者数と約60万人の合格者を排出しています。
ITという言葉を知りはじめたばかりの中学生・高校生から、大学や専門学生、仕事で実際にITに携わる社会人まで幅広いニーズに対応できる汎用性の高い資格であるため、今後も情報検定(J検定)の受験者数と合格者数は増えていくと予想されるでしょう。

情報検定(J検定)取得のメリット

情報を「創る・使う・伝える」という視点に立ち、専門的かつ実践的なスキルを得られるのが情報検定(J検定)取得のメリットです。
「ITとは何なのか?」という基本知識だけでなく、そのシステムがどのように活用され、人々の生活に影響を与えるのかまで勉強できるので、より仕事や就職時に役立てられるでしょう。

また、情報検定(J検定)は比較的初歩的なIT知識・技術を中心とした資格であるため、ほかのIT系資格を志すきっかけにもなります。
情報検定(J検定)の勉強で得た知識を活用して、より高度なIT資格に挑戦することも考えられるでしょう。

情報検定(J検定)の試験概要

情報検定(J検定)の試験は、「情報システム試験」「情報活用試験」「情報デザイン試験」ごとに試験時間や出題範囲が異なっています。
以下を参考に、各試験の概要を確認して受験の準備を進めてみましょう。

情報検定(J検定)情報活用試験の試験内容

情報検定(J検定)の「情報活用試験」は、以下のような試験内容となっています。

情報活用試験 説明時間 試験時間 合格点/配点
3級 10:00 ~ 10:10 10:10 ~ 10:50(40分) 70/100
2級 11:05 ~ 11:15 11:15 ~ 12:15(60分) 65/100
1級 13:20 ~ 13:30 13:30 ~ 14:30(60分) 65/100

<情報検定(J検定)情報活用試験「3級」の出題範囲>
・情報表現と処理手順
・パソコンの基礎
・インターネットの基礎
・インターネットの利用
・情報機器の基本操作
・情報社会とコンピュータ
・情報モラル
・プレゼンテーション、ワープロ、Webブラウザ・メーラー、PC基本操作に関する問題

<情報検定(J検定)情報活用試験「2級」の出題範囲>
・経営戦略とシステム戦略
・プロジェクトマネジメント
・データ構造と情報表現
・問題解決処理手順
・パソコンの基礎
・インターネットの基礎
・アプリケーションソフトの利用
・HYML、表計算、プレゼンテーションに関する問題

<情報検定(J検定)情報活用試験「1級」の出題範囲>
・情報と情報の利用
・パソコンを利用したシステム
・ネットワークの利用
・情報ネットワーク社会への対応
・情報セキュリティ
・表計算ソフト等を利用した問題解決
・情報活用に関連する操作・取り扱い

情報検定(J検定)情報システム試験の試験内容

情報検定(J検定)の「情報システム試験」は、以下のような試験内容で実施されています。

情報システム試験 説明時間 試験時間 合格点/配点
プログラミングスキル 10:00 ~ 10:10 10:10 ~ 11:40(90分) 65/100
基本スキル 13:00 ~ 13:10 13:10 ~ 14:10(60分) 65/100
システムデザインスキル 14:30 ~ 14:40 14:40 ~ 16:10(90分) 60/100

<情報検定(J検定)情報システム試験「プログラミングスキル」の出題範囲>
・データ構造とアルゴリズム
・擬似言語
・プログラミング技術または表計算ソフトを利用した問題解決

<情報検定(J検定)情報システム試験「基本スキル」の出題範囲>
・プロジェクトマネジメント
・情報表現
・データ構造、集合と論理
・CPUアーキテクチャ、補助記憶装置
・システム構成、ソフトウェア

<情報検定(J検定)情報システム試験「システムデザインスキル」の出題範囲>
・経営戦略とシステム戦略
・システム開発
・ネットワーク技術
・データベース技術
・セキュリティと標準化

情報検定(J検定)情報デザイン試験の試験内容

情報検定(J検定)の「情報デザイン試験」は、以下のような試験概要になっています。

情報デザイン試験 試験時間 合格点/配点
初級 60分 60/100
上級 60分 60/100

<情報検定(J検定)情報デザイン試験「初級・上級」の出題範囲>
・情報デザインの考え方
・情報の収集と整理
・問題解決と発想
・情報の構造化と表現
・情報の伝達と評価

情報検定(J検定)の情報デザイン試験は、初級も上級も同様の出題範囲から問題が構成されています。

情報検定(J検定)の受験料は?

情報検定(J検定)の受験料も、「情報システム試験」「情報活用試験」「情報デザイン試験」の項目ごとに設定されています。

<情報活用試験の受験料>
3級:3,000円
2級:4,000円
1級:4,500円

<情報システム試験の受験料>
基本スキル:3,500円
プログラミングスキル:3,000円
システムデザインスキル:3,000円

<情報デザイン試験の受験料>
初級:4,000円
上級:4,500円

そのほか、会場施設料として700円(税込)が必要です。

最後に

情報検定(J検定)は、さまざまな資格試験を展開している総合的な検定です。
まだITに詳しくない人でも合格を目指せる難易度なので、最初に挑戦して自信をつけるのにもうってつけでしょう。
この機会に情報検定(J検定)の概要を確認し、「情報システム試験」「情報活用試験」「情報デザイン試験」のなかから興味のある資格試験を見つけて受験申請を行ってみてはいかがでしょうか。

IT・AI・ロボット学部の学科紹介

学科・コース名 概要 目指せる職種 目指せる資格
IT・AI・ロボット工学科
最先端のIT、AI、ロボット技術を学び、エンジニアを養成する学科です。基本情報処理やITパスポートの資格取得を通し、高度情報技術者の習得を目指します。

制御系(センサー系)エンジニア
認知系エンジニア
分析・推論系エンジニア

基本情報技術者
ITパスポート
Python3エンジニア認定基礎試験
データベーススペシャリスト試験(DB) 他