建築職人マイスター専攻科
広く設備の整った実習棟を舞台に、現役の棟梁から日本伝統の建築技術を直接学べるのが「建築職人マイスター専攻科」です。鋸(のこぎり)や鑿(のみ)、鉋(かんな)といった昔ながらの道具を用い、釘を使わず木を組み上げる日本建築の奥深い技術を体得します。木の声を聞き、一本一本の材に向き合うその時間は、単なる「学び」ではなく、ものづくりに生きる心を育てます。
大工コース5つの強み
大工コース5つの強み
Point1
棟梁の背中から学ぶ、受け継がれる匠の技
本学科では、現場の第一線で活躍する棟梁が指導にあたります。長年の経験で培われた手の感覚、木の癖を読む力、そして職人としての心構えを、日々の実習の中で肌で感じることができます。機械だけに頼らない“人の手の技”を身につけていきます。
Point2
設備の整った学科専用の広い実習スペース
専用の広い実習棟では、学生一人ひとりがものづくりに没頭できる環境が整っています。学びの集大成として、実習棟内に実際の2階建て木造建築を自分たちの手で建て上げます。墨付けから木材の加工、組み上げ、仕上げに至るまでをすべて自分たちの力で行います。
Point3
地域と築くプロジェクト
建築職人マイスター専攻科では地域とのつながりを大切にしています。姫路をはじめとする地元の工務店や大工と連携し、実際の現場でプロの職人から学ぶインターンシップを実施しています。さらに、地域木造建築の修繕や、築100年の古民家の改修といったプロジェクトも実施。古き良き建物を蘇らせる経験を通して、伝統を守りながら新たな命を吹き込む力を養います。
Point4
設計も学び、これからの時代に求められる大工へ
伝統の技に加え、現代の建築現場で求められる設計技術も学びます。CADによる建築設計を身につけ、図面を理解し自ら描ける大工としての力を育成。設計と施工の両方を理解することで、より精度の高い仕事ができる職人へと成長できます。また、在学中に建築大工技能士資格を取得し実力を証明。確かな指導によって、二級建築大工技能士の合格率は80%を誇り、将来のキャリアの幅を広げています。
Point5
大工×建築士
本学科を卒業すると、建築士の受験資格を取得できます。その後、二級建築士専攻科や一級建築工学科に進むことで、在学中に建築士資格に挑戦することが可能です。建築士資格を持つ大工は、設計の意図を深く理解し、より高い精度で建築に携われる“設計もできる大工”として、建設業界で高く評価されています。
卒業生インタビュー
未来の大工に聞く
本学科に入学した1年生2名に、大工を目指したきっかけや入学後の学びについてインタビューしました。木を削る音や香り、仲間と協力して建物をつくり上げる喜びを語る姿からは、大工という仕事への誇りと情熱が感じられます。動画では、そんな学生たちのリアルな声をお届けします。
≪大工を学ぶ学生インタビュー≫
目指せる職業
建築職人マイスター専攻科からの進路
目指せる仕事
- 建築士
- 建築施工管理技士
- 設計士
- 現場監督
- CADオペレーター
- 環境デザイナー
- 測量士
- 電気工事士
- カラーコーディネーター
- インテリアプランナー
- 他 施工監督員
- 測量士
- 土木コンサルタント
- 造園デザイナー
- エクステリアデザイナー
- CADオペレーター
- 建築士
- 建築施工管理技士
- 建設会社営業
- インテリアコーディネーター
- インテリアプランナー
- 他
主な就職先
- 清水建設株式会社
- 大鉄工業株式会社
- ノバック株式会社
- ハマダ株式会社
- 大林道路株式会社
- 日本道路株式会社
- 池下設計株式会社
- パナホーム兵庫株式会社
- 安藤・間株式会社
- ケイテック株式会社
- 住友林業エンジニアリング株式会社
- 旭化成ホームズ株式会社
- ナカザワホールディングス株式会社
- 太田工務店株式会社
- 有限会社井上晴登建設
- 毛利工務店
- 有限会社福本建具
- 岡田工務店株式会社
- 有限会社長谷川工務店
- ケイテック株式会社
- 香山建設株式会社
- 有限会社上内工務店
- フジテックエンジニアリング株式会社
- エディオン株式会社
- 柄谷工務店株式会社
- 西澤工務店株式会社
- 鷲尾建築設計事務所
- 長谷工リフォーム株式会社
- タカラスタンダード株式会社
公務員
- 兵庫県庁
- 兵庫県農業土木職
- 兵庫県水道事務所
- 神戸市役所
- 姫路市役所
- 加古川市役所
- 赤穂市役所
- たつの市役所
- 市川町役場
- 他
主な大学編入実績
- 青森大学
- 東京通信大学
- 東京農業大学
- 神戸芸術工科大学
- 大手前大学
- 神戸山手大学
- 島根大学
- 大分大学
- 兵庫県立大学
- 大阪産業大学
- 他
建築職人マイスター専攻科で取得できる資格
受験資格
- 一級建築士<国>
- 二級建築士<国>
- 木造建築士<国>
目標とする資格
- 建築大工技能士<国> (2級・3級)
- 建築施工管理技士<国>
- 土木施工管理技士<国>
- 造園施工管理技士<国>
- 建築CAD検定試験
- 車両系建設機械(整地・運搬・積込み用及び掘削用)運転技能講習<国>
- 電気工事士<国> (第2種)
- 文部科学省後援 ビジネス能力検定(B検)ジョブパス (3級)
学習内容
産・官・学・連携により、伝統木造建築「匠の技」を身につける。専門学校の中でも唯一のカリキュラムで左官と大工を目指し、建築士+αの技術と経験で即戦力の人材に。
時間割例
| 曜日 | 1限目 | 2限目 | 3限目 | 4限目 |
|---|---|---|---|---|
| 月 | 技能実習 | 技能実習 | ||
| 火 | 建築法規 | 構造力学 | 技能実習(技能検定対策) | |
| 水 | 技能実習 | 技能実習 | ||
| 木 | 建築施工 | 基礎PC | 建築材料科 | 建築計画 |
| 金 | 建築CAD | 一般構造 | 建築設計製図 | |
-
かんな
-
のみ
-
のこぎり
-
CAD
-
製図
-
模型
建設工学部
-
環境建設工学科 建築コース
設計から施工まで、建築を総合的に学び、インテリアやバリアフリーへの理解も深める。
- 目指せる職種
- 設計士/施工監督員/インテリアデザイナー他
- 目指せる資格
- 建築士/施工管理技士/建築CAD検定/インテリアプランナー 他
-
環境建設工学科 土木・造園コース
土木の基礎である測量・CADはもとより環境分野も学び、自然環境を守れる建築士へ。
- 目指せる職種
- 施工監督員/測量士/土木コンサルタント/造園デザイナー 他
- 目指せる資格
- 施工管理技士/測量士/建築士/ビオトープ管理士 他
建築学科のある大学・専門学校の選び方
建築分野は「何を学ぶか」で進路が大きく変わります。ここでは、進学先を選ぶときに押さえておきたい視点と、目標別のおすすめルートをわかりやすく整理します。進路にお悩みの方はぜひ参考にしてください。
専門学校と建築系大学との違い
専門学校では実習・資格対策がカリキュラムに組み込まれており、即戦力の育成に力を入れています。建築系大学は理論・計画・構造などを体系的に深く学べるのが強みです。一級建築士や二級建築士のような国家資格について、大学では一般的に卒業後に受験資格を得るのに対し、本校のように在学中から資格合格を目指すカリキュラムを持つ専門学校もあります。早く現場で鍛えながら資格を取得したいなら、在学中から建築士の資格取得を目指せるカリキュラムのある専門学校が近道になりやすいでしょう。
建築学科・コースの選び方
大学では一般的に卒業後に受験資格を得て受験という流れになりやすいのに対し、本校のように在学中に二級建築士の資格取得が目指せるカリキュラムを持つ専門学校もあります。本校の「二級建築士専攻科」では、3年次に専門対策授業を設けており、在学中の二級建築士の資格取得が目指せるようになっています。
一級建築士の資格があれば、設計できる用途・規模に上限はありません。構造方式や材料選定まで含めた大規模案件の計画に携われます。そのため、一級建築士の資格が取得できる学校を選ぶとよいでしょう。本校では「一級建築工学科」にあたります。
「街づくりに貢献したい」「インフラ分野で活躍したい」という人は、土木作業員が向いています。本校の環境建設工学科土木・造園コースのような土木を専門にした学科・コースに進むのがオススメです。
建築と一言で言っても、意匠(デザイン)や構造、設備、施工管理、都市計画、伝統建築などさまざまな分野があります。はじめから一つに絞り切れない場合は、設計と施工の両方を体験できるコース制の環境で、製図・CAD・測量・インターンシップを通じて適性を確かめるのが近道です。そのため、建築関係の専門学校がおすすめです。「在学中から資格対策に触れられるか」「現場型の演習がどれだけ盛り込まれているか」「就職と実務経験の導線が用意されているか」を専門学校選びの判断軸にしてみてください。そうすれば、卒業後に迷う時間を減らし、めざす領域で最短距離のスタートを切ることができます。
本校の環境建設工学科・建築コースでは、1年次に基礎を広く深く押さえたうえで、2年次以降に設計を追求する「デザインコース」、施工を極める「ビルドコース」のいずれかを選んで進級することができます。
大工を目指すなら、木造建築の基礎から現場運用までを一気通貫で学べる環境がある学校がおすすめです。専門学校を選ぶ際は、「現場実習がカリキュラムに組み込まれているか」「棟梁・職人による直接指導があるか」などに注目するとよいでしょう。本校の「建築職人マイスター専攻科」でも、現役の棟梁から直接技能指導を受け、現場で通用する技能と、CAD等の基礎技術の両方を身につけることができます。
よくある質問
日本の伝統的木造建築の匠の技を学び、専門学校在学中に国家資格である建築大工技能士(2級・3級)の取得を目指すコースです。
現役で活躍している大工の棟梁から直に技能指導を行うので、現場さながらの師弟関係の中、仕事で必要な技能と知識が身に付きます。
建築職人マイスター専攻科では、二級建築士はもちろん、一級建築士の受験資格も取得できます。
資格の一例として、国家資格の木造建築士や建築大工技能士(2級・3級)、建築施工管理技士、土木施工管理技士、造園施工管理技士など、2年間の中で10種類以上の資格取得を目指せます。
大学で建築を学んだ場合は、卒業時に建築士の受験資格が得られる段階にとどまります。
これに対して日本工科大学校建築職人マイスター専攻科では、独自のカリキュラム通じて、在学中の資格取得を目指せる体制を整えています。









